合格体験記10

京都大学工学部工業化学 塩田大智 東大寺

高3なって共通テスト模試を受けるようになり、その結果はことごとく酷いものだったにも関わらず対策を一切せず、気付けば年末。クリスマスが終わった後から正月三が日最終日までひたすら共通テスト対策用の参考書を解き(主に傾斜のある英国社)、なんとか8割9割を出せるようになったので、当日まで鈍らないように共通テスト対策しながら、二次対策を並行した。そして一日目、特に焦ることも無く無事終了。二日目、数学は大問1からつまずき、傾斜ないしどうでも良いわと思って、パッと分からない問題はズバズバ切り捨てて解いていった。二日目が終わり、家に帰って採点。なんと、英国社が7割台という予想もしない点数に。採点途中、手が震えましたわ。翌日、学校で各塾のリサーチ用の用紙に点数を記入。友達と点数を笑いあって、気を保った。その後、ネットでは数学の平均点がもてはやされていたが、傾斜無いので特に関係ないし、僕の点数は7割後半で、きちんと解いた英国社とテキトーに解いた数学の点数が同じであることに、首を傾げていた。
そして、リサーチ結果が出る前に京大に出願した。京大への強い憧れと学校の「共通テスト悪くても第一志望校に突っ込めば良いやん。二次で取ったら良い」という雰囲気があったからだ。
リサーチはE判定だったが、予想していたことなので、心が乱される事はなかった。
そこから、二次当日まで、赤本と京大オープン、実戦過去問で練習を積んだ。少しずつ点数が上がっていったので、モチベーションは上がったままだった。
そして、本試。一日目、二日目ともミスることなく出来た。両日ともテンションが上がったり下がったりがなく、平常心で受けられたのが良かったと思う。
しかしあとで、友人がもっと出来てるということを聞き、今年の倍率が高くなっていたのも相まって、合格発表まで、日を追うごとに不安は増えていった。中期、後期試験の対策も全く身が入らず、眠れない日もあった。
なので、合格が分かった時は家で叫んだ。

ということで、言いたい事は、共通テストはあんまり気にするなということ。二次配点が高いところは特に。あと、気持ちの持ち様で色々コンディションが変わるので、それをコントロールすることも大事だ。