演習の第二段階

Carmelia の新しい健康保険証が郵送されてきたときに彼女が家におらず、受け取ることができなかったので、どうするべきかという相談で市役所に行って来ました。

 

すると、

 

身分証明書を出せと言うので、私の健康保険のことではないと伝えると、Carmelia を指しながら「あっ、お子さんのですね?」って!

Carmelia は何も分かっていなかったようですが …

 

さて、新年度が始まって2週目に入りました。

ようやく、新しい生徒の顔と名前が一致し始めています。

ただ、合格体験記のおかげで大分ブログをさぼってきたわりに雑用が多く、忙しいです。

そのため、新刊「演習の第二段階」の校正が思うように進んでいません。

これは、東大・京大の問題が解けるようになるための本です。冴えた模範解答を示そうとしているのではなく、どうしたら自分で発想できるようになるかという筋道を明らかにしようとしています。必然的に扱う演習問題は難しいもの、初見ではどのように手を付ければいいのかが分かりにくい問題が多く、その解説のチェックに時間がかかっているということも、校正が遅れ気味になっている原因です。

入試問題を解くために必要な知識と技術を身につけたならば、東大・京大の問題が解けるようになるための演習:演習の第二段階に進まなければなりませんが、そこで身につけなければならない内容は2つです。

  1. 問題を読み解く力を付ける。すなわち、抽象的だったり、複雑だったりして初見ではどのように手を付ければいいのかが分かりにくい問題を解きほぐし、習い覚えた知識と技術が使えるところまで持っていく技術を身につけるということです。
  2. 身につけた知識と技術を少し拡大し、深める。たとえば、フェルマーの小定理、チェビシェフの多項式、ペル方程式などは高校課程の中では学びませんが、入試問題の材料として頻繁に用いられ、こういった内容を知っておくということが、身につけた知識と技術を少し拡大するということです。また、1つ1つの技術を人に説明できるほどに深く理解していたならば、応用範囲も広くなるということです。

稲荷塾ではこれを演習2のクラスで学びますが、「演習の第二段階」では、この1.の技術を中心に書きました。2.はフェルマーの小定理、チェビシェフの多項式、ペル方程式について、章を設けて解説しました。

一応、今年の夏から秋にかけて出版するという目標で動いています。

遅れないように頑張ります!