合格体験記3

京都大学医学部人間健康科学科 竹本杏美 北野

私は高校の合格が決まってすぐに入塾し、一年間で高校数学を学びました。
一年生の間は少し大変でした。塾と学校は違う範囲から始まったので、二つの単元で新しいことを同時に飲み込んでいるような感じでした。予習に追われ、小テストもあまり良い点数をとった記憶はありません。夜遅いのが苦手でしたが、一年生の間は土曜日のどの時間に行ってもよかったので、部活や習い事とも両立でき、続けることができました。授業では毎回本当にたくさんの質問をしましたが、稲荷先生が丁寧に教えてくださりました。「演習を始めればつながってくる」という先生の言葉を素直に信じて、忙しくても予習は必ずしていました。
二年生で演習の授業が始まりましたが、頭の中がつながってくる感覚はありませんでした。復習が追いつかなくなったので、量を減らしました。具体的には、テキストの問題は予習だけにして、演習問題だけを復習するようにしました。思い切って復習を減らしたことが、なんでも完璧にしたい私の性格には合っていたと思います。
三年生のゴールデンウィークに学校が休校になり部活の練習もなくなって時間ができたので、稲荷先生の教え通り、数ⅡBのテキストを全て解き直しました。かなり時間がかかりましたが、このあと徐々に解ける問題が増えていき、頭の中がつながってくる感覚がありました。この解き直しはやってよかったと思います。
塾で早くから数学をやっていたおかげで、夏休みは理科に半分以上の時間を費やすことができました。
入試当日は、理科の前の英語ができませんでしたが、その次の理科は、時間をかけたことが自信になり落ち着いて解くことができました。数学は最後十分のところでミスに気づいて直すことができました。これがなければ一問も完答していなかったと思います。

最後に、三年間、稲荷塾で学べて本当によかったです。ありがとうございました。