中学受験が終わったら自立した学びを始めよう
前回、中高一貫校の問題点を書きました。
中学合格後に勉強へのモチベーションが下がることが問題だという話でした。
では、どうすればいいのでしょうか。
それまでは合格するために「やり方を覚える」ということが重要だったかも知れません。競争に勝つということに刺激を感じていたかも知れません。
これをもう少し本質的なものに転換する必要があります。
すなわち、数学だったら「数学自体がおもしろい」と感じ、それを追求する喜びを感じることが大切です。
それから、勉強は必ずしも楽しいことばかりではありませんが、自己管理して勉強の時間を確保し、自ら計画を立て、それを実行するという能力を磨く必要があります。これができるようになるということが小学生から中学生、中学生から高校生へと成長していることであり、自分が成長していることを実感できれば嬉しいものです。
稲荷塾の反転授業では、分かりやすい授業を聴くという受け身的な姿勢から、本を読むことで新しいことを学んでいくという能動的姿勢が要求され、それが甘いと小テストの点数を取ることができません。
覚えるべきことを覚えて来ていないのは論外で、ちゃんとやったつもりでも不十分なところが指摘されるようになっているのです。この小テストを授業ごとに受けながら、取り組み方を再考し、徐々に成長していくことができるようになっています。
こういう意味合いで、今年のチラシのタイトルは「中学受験が終わったら自立した学びを始めよう」になりました。
ホームページの「2022年度ご案内リーフレット」のところを参考にしてください。