演習の第二段階の初稿が届く

演習の第二段階(仮題)の初稿が届きました。

来年の夏から秋辺りを目標に出版予定で動いています。

これは、東大、京大の問題が解けるようになるための本です。

東大、京大の問題では習い覚えた技術がすぐに使えるようには作られていません。問題文の内容に対して「どういうことですか?」と問い返し、その意図を理解するために「調べる」という作業が必要になるのです。そして、この部分を難しいと感じる受験生が多いのです。

既存の参考書や問題集では、冴えた解答は載せていても、そこに至るまでの試行錯誤については触れられていません。ですから、それを読んで理解することはできても、自分でその発想ができるかどうかに疑問が残るのです。

この新刊では、自力でその発想に至ることができるように、調べ方や問題の読み方について解説しました。さらに、入試問題の背景として知っておいた方がよい知識として、チェビシェフの多項式、ペル方程式、フェルマーの小定理の説明もしました。

私の30年の軌跡でもあり、自信作です。