くじを引く順番を決めるくじの是非

松谷です。

プロ野球のドラフトなどで、目玉の有望選手だと複数球団が指名しますので、くじになります。

たとえば、昔でいったら松井秀喜とか、

もうちょっと最近でいうと大谷翔平とか。

なかには、全12球団中8球団くらいに一位指名されるような選手もいたようです。野茂英雄とか。

 

さて、それだけの有望選手をとれるかどうかとなったら、くじ運によって球団の将来がかなり左右されるということになります。

各球団くじに強いとされる人や運が良さそうな人が選ばれてくじを引くこともあるようです。普通は監督が引きますけどね。

 

でも、まあ、たとえば8枚中1枚当たりくじがあったとしたら、先にくじを引く球団が有利じゃないか!8番めなんかに引いたらほぼ当たりくじが先に引かれちゃっててもう可能性ないじゃないか!と騒いだ人がいたのかもしれません。(知りません。。)

 

うむ!くじを引く順番を決めておくべきだ!

 

ということになっているようです。

 

たとえば、くじを引く順番を決めるくじをするのはどうでしょうか?

でも、そんなこといったら、くじを引く順番を決めるくじを引く順番を決めるくじはいらないのか?

いやさらにそのくじを引く順番を決めるくじは?いや、さらに?!などと意味不明ことになっていきそうですね。

 

 

で、結局、そんなくじは意味があるのか?

 

ですが、意味がないんですね。

 

8枚くじがあったら、その8枚のどれを引くかなんて等確率なんですね。当たりとか外れとかいうら名前がついてなかったとして、1番から8番のくじがあって、いや3番だけ出やすい!なんてないですからね。

ということで、この順番を決めるくじをやる意味はまったくないんですね。

 

 

と思って調べてみたら、くじを引く順番については、ウェーバー制を採用しているようです。

 

つまり、ペナントレースの最下位の方から順番に引いていくことができるということです。セリーグとパリーグが競合したら交流戦の戦績で決めるようです。

 

でも、これも結局意味ないわけですよね。ウェーバー制自体はアメリカとかで採用されていますが、要は戦力の均衡化のために下位のチームに良い選手をとる機会を多めにあげようってことです。

 

でも、くじの順番が先になるっていってますけど、くじの順番は確率に影響を及ぼさないわけですから、このくじを引く順番におけるウェーバー制は何も機能を果たしてないわけですね。。(当日、くじを引く順番でごたごた揉めなくてすむという良さはありますが。どうぞどうぞ、みたいなダチョウ倶楽部みたいなことしてられませんしね。。)

 

でも、実際にはドラフトの第一巡目は入札方式で競合したらくじということで何もチーム順位よる優劣がないのに対して、第二巡目以降は、ウェーバー方式を採用していて最下位のチームから順番に指名できるようですね。三巡目は上位から、あとは交互にみたいな感じのようです。

 

ドラフト1位だけはドラマ性を持たせているというわけですね。

 

アメリカみたいな完全ウェーバー方式と少し変えていると。

 

うーむ、なんか文句を言ってきましたが、やっぱりうまくできてるのかもしれませんね。長年続けてきたなりの理由があったと。

 

ふむふむ。失礼しました。