数学だけ人間
入試って、すべきことを期限までにできたかどうかを問うものであることが多いです。
そして多くの場合、その「すべきこと」とは必ずしも楽しいことではありません。そういう意味では、社会に出てから生き抜いていくための能力を問われているということも言えます。
しかし、中には「すべきこと」を楽しいからやっているという子がいます。
これは大概、好ましい傾向と言えます。
数学が好きで数学を学ぶのが楽しいからどんどんと掘り下げている … となれば、入試においても数学で他の生徒を圧倒することになり、結果として合格するからです。
ですが、例外もあります。
ほとんどの場合、数学ができる子は理科もそこそこでき、数学を見れば、その子が受かるかどうかが大体占えるのです。しかし、まれに数学しかできない子がいるのです。
大分前にもそういう子がいて、結局、岡山大学の理学部数学科に行きました。そこは数学の点数だけで合否が決まるので。
そして今年、第2号の数学しかできないやつが出現しました。
数学の実力を見るときに、現時点で受けても京大理学部にトップ合格するレベルです。
だから、こいつは大丈夫だと見ていたのです。
ところが最近、模試の結果が帰って来て、そいつが数学だけ人間であることが判明したのです。
いや~ぁ、だまされてましたねぇ!
ほっておいて、京大理学部の特色入試を受けさせる方法もありますが、それはかなりリスクが高いです。相当の猛者でも落ちる場合があるので。というか、相当の猛者しか受けないので。
幸い、これから夏休みが始まります。この学校が休みなる期間、つまり1日をフリーに使える期間を利用して思いっきり理科を勉強させようと思います。
ちゃんとやるかなぁ …