家で解くのと試験場で解くのの違い

松谷です。

先日、偉そうに?東大と京大と阪大の理系数学の感想を述べさせてもらいました。

で、思うのは試験場で解くのと家で解くのは違うということです。

それがゆえに予備校の言うやや難とか標準は必ずしも当てにならないということです。

なんでもない計算がうまくできなかったり、簡単なことが思いつかなかったり、疑心暗鬼になったりそういったことが容易に起こりうるのが本番です。

逆に、家でできないやつは本番でもできないだろうなというのはたいてい当てはまることだとは思います。

 

そんな本番と家での見え方の乖離からこんなことが起こります。家で見ると簡単に見えるため、予備校が標準的な難易度とかやや難という難易度ということを言ったときに、実際には100枚再現答案チェックして1枚も正解した答案がないなんてことは結構ありました。

 

次の高3生や高2生の皆さんは本番で出せる力を最大化させるように、あやふやではない確実な知識や計算、未知の問題が出てもなんとか考えてこじ開けて答えににじり寄る姿勢、時間の中で答案を書き連ねる思考計算記述スピード、採点者に伝わる最低限のポイントを押さえた記述、こんなところを意識しながら、数学の問題に対峙していって欲しいなと思います。

 

今年の京大の問題、正直家で解いたバイアスもあって簡単だなと思ったのですが、

それでも普段からしっかり努力したひとが報われるようになっている要素は十分あったのかなとも思います。計算ミスだけは防げるかは多少運もありますが。。。

 

生徒にもっとこれしてあげられてたら、最後にこの声かけをしていたら、とかいろいろとモヤモヤはあります。正直。

でも講師側の思いはどうでもいいので、生徒が本番でうまく力を発揮していてくれたらと願うばかりです。

 

まだ、入試を引きずっていていまひとつ新年度に気持ちが切り替われない講師の独り言でした。。。