できるのは誰か、できないのは誰か?

演習の授業では、1つ1つの問題について最初の数人が解けたら、数分待って解答を配り、問題点を確認した上で次に進むことにしていました。

これだと、この問題は誰々が速かった、次は誰々だった … という具合にできる生徒は誰かというデータが蓄積されていきます。

その一方で、「彼はできたグループに入ったことがないなぁ … 」のような状況も生じ、勉強の仕方などをアドバイスしたりしてきたのですが、改善の兆しがまるで見えない生徒もいて、今週は新しい試みをしてみました。

すなわち、これはできないとまずいというような基本問題について、大半の諸君ができるまで待ってみたのです。演習1のクラスではそれを2回やりました。そして「それでもできなかった」という問題児を明確にしようとしたのです。2回ともそのまずいグループに属していたのは2人。この2人は勉強のやり方が根本的にまずいです。彼らはどんなにいいアドバイスを聞いてもそれを実行しないタイプです。

お前はそれを自覚しているのか?!

一喝しておきましたが、はたして彼らは変われるのでしょうか?

 

こういったショック療法を実施する中、それまでとろとろとしていた何人かの生徒が突然目覚めて頑張り始めるという副次的効果もあったので、やってよかったと感じています。