七つの習慣
七つの習慣(スティーブンRコヴィー著)に「関心の輪の中に影響の輪があり、両者をできるだけ近付けるべし」という内容があります。
要するに、関心を持っているだけで影響を与えることができないものに注力しても影響力のある人にはなれないというわけです。
この本には多大な影響を受けました。そしてビジョナリーカンパニー2(ジム・コリンズ著)とこの本の2冊を稲荷塾の基礎的な考え方にすることを決めたのです。
ところが、ちょっと弊害もあります。
たとえば、プロ野球の結果とか、どの選手が活躍しているかとか、そんなのは関心を持っているだけだから、何の影響も与えないとして、そういう情報を追うのを一切やめました。もちろん芸能界のこととかもです。
その結果、もともと変わった人がますます変人さに磨きをかけることになったのです。元来、友達との話題について行けないことが多く、中高生のときは原始人などというあだ名を付けられたりしており、多少それを気にしていたのですが、これでいいんだと開き直ったわけです。
そして、あの人は世の中の常識を一切持っていないと言われるようになったのです。
う~む …
でも、この本はいい本です。
その昔、これはいいから、ということで卒業生に勧めまくっていたら、西松建設に勤めていたハッシー君が入社時に会社から渡されたと言っていました。