xってどう書く?
松谷です。
~ってどう書くシリーズです。
前回√ってどう書く?というので、ひげつきが正統で気に入っている人が結構いるということを書きました。
もう一つよくある論争?として、文字のxってどう書く?
という話があります。これについても2つの派閥があります。
先に斜めの曲がったやつを書いてからそれにクロスさせていく派と
左右それぞれ半円みたいなのを書く派です。
この多数派については生徒を見ているとなんとなく後者だと思うんですが、でも前者の方がかっこいい!という説もあります。
ぼくもその格好良さにひかれて中2くらいのとき中2病に侵されてかっこいいクロスタイプのものを書いていました。
いつのまにかやめていましたが。。。
理由はわからないですが、大人になったんでしょうかね。
ただ、クロスタイプのχには格好よさはあるものの、実はわずかなデメリットが存在します。
それは、大学で学ぶ統計の話で、
χ二乗検定というのが出てきまして、それはχと書いて「カイ」と読むんですね。
母分散の検定や独立性の検定というのにおいて、それで調べる統計量は正規分布ではなくχ二乗分布に従っているためそれを使うんですね。新学習指導要領導入後も高校数学では出てこないことになっていますが。その検定をχ二乗検定とかいったりするんですね。ですので、文字としては区別しておいた方がちょっと良いかなとは思います。
χ(カイ)はギリシャ文字で、x(エックス)はアルファベットでして、アルファベットのxはギリシャ文字χに由来しているようですから、混同しても仕方ないような気はしますが、数学的には区別しておいた方が無難かなと思います。