独り言(part2)

41年前の今日、奨励会の対局日でした。

今は変わったと聞きますが、当時は平日に対局が組まれていました。土日はイベントがあったり、師匠の道場の手伝いがあったりして奨励会員は自由に動きにくかったからです。そして「始終苦労しろ」という意味で、対局日は4日と19日の月2回と定められていました。もし、その4日と19日が土日と重なれば、次の月曜日が対局日になります。

ですから、41年前の12月6日が対局日だったということは4日が土曜日で、6日は月曜日だったはずです。

なぜそんなことを覚えているのかと言えば、12月6日は文吾ちゃん(福崎文吾九段)の誕生日で、対局の後2人でお祝いをしたのです。

これが私の転機になりました。

一面ではプロになる気満々だったとも言えますが、一方では冷静な自分がいて、方向転換の必要性を訴えていました。

結局、次の春、私は奨励会を去り、新しい目標を探すことになったのです。

 

あれから41年ですか …

 

ちょっと感傷に浸りたい気分にもなりますが、やるべきことがいっぱいあり、それを許してくれません。

それに稲荷塾自体はまだ若々しい青年期を迎えたばかりの塾ですし …