自分のすべてを大学の先生に見てもらえ!消すなよ!
松谷です。
大学の入試問題を作ったり採点したりするような大学の先生って本当にものすごくハイレベルな先生だと思うんですね。
教育者としてどうなのかは知りませんが、研究者として、また、その教科の専門性においては超一流であることは疑うべくもありません。
であれば、そんな先生に対し、何か驕り高ぶって欺こうとかそんなのは意味がないと思うんですね。
模試の採点者である大学生や大学院生とは全然違うと思います。
それを考えると、とりあえず今の自分の全力を答案として見せることが大事だと思います。
それで、ここまで出したら後悔ないです!どうだ!僕を私を見てください!
こんな心境が大事だなと。
知り合いの大学の先生も採点で何日か缶詰になって自分の研究もストップして採点に当たっているというようなことを言っていました。自分の大学に入ってくる生徒は将来研究パートナーになるかもしれない相手ですからね。真剣勝負で採点しています。しかも、少なくともダブルチェック体制を取っているはずですので、公平性も担保されているはずです。
あっ、そんなこともありますから、1つ注意点があります。
途中まで解いてみてその後進めなくなって結局あかんかもしれない場合ってあると思います。そんなときなぜか律儀に全部消してから白紙にして答案を提出する人がいます。これは絶対いけません。
採点者は答案からしか判断できないんですね。つまり、白紙は100%0点であるわけです。一方であなたが詰まってしまった途中の状態は、実際にはそこから力がある人なら突破して正解に至るための途中の状態かもしれないわけです。具体的な数字を入れて調べてみたり、図をいろいろかいてみたりするような解く前段階のものでさえ、その先のつながりを考えたときにもしかしたら1点でももらえる可能性はあるわけです。
ということで、別の解法が思いついていてスペース的にきついなどの理由がないときに、意味もなく答案を消すな!
と言いたいです。