中学数学1年ルールについての確認
松谷です。
中学数学クラスも下半期に入りましてそれぞれの進度で進んでおりますが、今一度中学数学1年ルールを確認しておきます。
中学1年生や2年生は中学数学クラスに入るのが普通です。
(たまに小学生や中学1年生の最初のタイミングから高校数学に入ったりする人もいますが)
中学数学クラスは、入塾した時期から1年で終了することをルールとしています。(途中入塾の場合は、半年区切りのところまでです。例えば、中1の6月入塾なら、最大延長中2の8月末までOK。)
もし、1年で終わらなかった場合はご退塾をして頂いています。
目安としては、単元テストを3週に1回のペースで合計13回行っていますが、そのペースでテストを受けられていれば大体OKです。次々週にオリジナルテキストのp.16までが範囲のテストがあります。
このルールについては、本当に生徒側、塾側双方の利益を考えてそのようにしています。
まず、中学生が中学数学を週1回2時間の学習を通して終わらない場合は、やはり集中力や学習スピード理解力などが少し足りないかなと感じます。(小学生が中学数学を学ぶ場合はちょっと状況が違いますので、1年とかは関係ありません。)その場合、必然的に、中学数学より多い内容の数1Aをたった半年で一巡する反転授業クラスでやっていくのが難しいという現状がございます。
もちろん1回で身につかなかった場合2回受講することでレベルを上げていけるのが反転授業形式の強みなわけですが、そのようなレベルの子の場合そもそも半年勉強しきるのがすごく難しいです。
ただ、多少理解スピードや学習スピードが遅くてもうまくやるケースもあります。それは、モチベーションが高く勉強量を稼げる場合です。土曜日の自習室は中学数学クラスと同じような形式で追加で14時から21時まで最大7時間学べる奇跡的な形式をとっています。すなわちやろうと思ったら2倍くらい学習スピードが人より遅い人などでも十分追いつけるわけです。
ただ、スピードも遅く、モチベーションなども低く勉強しないケースもあると思います。その場合はやはり終わりません。そうするとそのあとの予習が前提になる数1Aクラスに行くことは不幸しか生まないわけですね。
ということでこのルールを設定しております。
まあもちろんただ終わっただけとかでは意味がないわけで、単元テストの点数なども考慮する必要がありますが、1つの目安があった方がよいと思い進度を目安にしています。
12月15日に保護者説明会(中学数学、反転授業クラス、演習1の高2生以下が対象)を行う予定でして、そこでもお子様の状況などご説明差し上げますが、あらかじめルールについては知っておいてもらえればと思い共有させて頂きました。
思うのはこれが本当に最善の運営なのかはわかりません。体制の変更やテクノロジーの活用、参考書の活用、教材の変更などなどでもっと多くの人を伸ばしてあげられるのかもしれません。ただ、現状のリソースの中でベターと思ってこのような運営を行っております。ご理解頂ければ幸いです。
そして、塾の場合、合う合わないがあると思います。もし、ある塾に合わないからといって、その生徒に何かが欠けているというわけでは決してありません。ただ、その塾はその生徒に対応できるようになっていなかったというだけです。それは僕の子どもを稲荷塾に預けたとしても一緒だと思います。
精進していきたいと思います。