授業直前まで本を読んでる子

松谷です。

稲荷塾では、授業の直前まで本を読んでる子って結構います。

僕のこういう生徒たちへの感情は結構アンビバレントな感じです。

 

相反する感情の共存ですね。(ambivalent、確か、ターゲットという単語帳で高校生のとき覚えた難しそうな単語ですね。日本語訳がね。)

 

 

一つは、

 

マンガではない普通の本を自ら進んで読むというのは、親御さんの教育の賜物なのかな。生徒さんの教養への貢献、知識への貢献、読解力への貢献など様々なものがあるんだろうなというものです。

 

僕なんかはそこまで、本好きではなかったのですが、実際にはすごく良いことなんだと思うんですね。やっぱり、先人の知恵や思想や洗練された文章に触れるというのは、自分の見識を広げてくれますし、素敵なことなんだと思います。

 

また、貪るようにハマって読んでる子もいますが、そのような何かにハマるという行為はもう子どもとしてもっとも大事なことであり、大人としては手放しで喜ぶべきことのような気がします。

 

専門家ではない僕には、本を読んで国語の点数が上がるのかはわかりませんが、そんなのに関係なく、読書はもっとも推薦すべき学習習慣の一つだと言えると思いますしね。

 

そういえば、林修先生も絶賛してるような気がしますね。

 

 

 

このようにいい点はいっぱいなんですが、それでも、

もう一つの感情は

ネガティブなものです。

 

それは、たった1時間とかの算数や数学の授業の直前まで毎回のように本を見てるってことは、いまは算数数学にはそこまで前向きではないんだろうなという感想です。少なくとも今は。

 

毎週毎週長い間通っていれば、まあいろいろあるわけで、ごく普通のことなんだろうなと思います。ただ、算数数学の先生としては、少しだけ残念だなという思いもありますね。

 

こちらの魅力不足もあるのでしょう。生徒側の元々の算数数学への負のイメージもあるのでしょう。

 

ただ、小さい頃に仕事的に勉強するのは何だかなあと思いましてね。

 

そんなものはやらされてるだけで、続かないのでね。限界もありますから。

 

まあ、もちろん短時間とはいえ、こちらの技術も駆使して少しは算数数学の知識や技能を上げてあげることはできると思います。お金を頂いた最低限くらいの仕事でしょうかね。

 

まあ、仕方ないですね。

 

これまでの経緯でやらされる勉強になってるわけですからね。

 

個人的には、長くかかわってる間にそんな子が前向きな気持ちに変わる瞬間を見てみたい気がしますね。

 

それには、脅したりなんだりは意味ないんだと思います。自然にやりながら待たないとダメなんでしょうね。気長な作業ですね。

 

一つ言えるのは前向きな子には、自然にこちらのテンションも上がって相乗効果が出るということなんですね。

 

そうするとお互い得すると思うんですよね〜。

 

まあ、全員がそんな風になることは自然に生徒を集めているだけでは確率的にありえないですけどね。

 

稲荷塾がいつの間にやらそんな楽園にならんかな?!

 

算数数学が得意な人好きな人、知識欲思考欲が高い人がいたら、いくらでも健全に取り組める環境がある稲荷塾にぜひご紹介ください笑

 

まだ、道のりは長いかな〜。