記述の仕方

解答が文章化できないで、解答用紙が計算欄のようになる生徒は多いです。

小学生のころは答えだけが要求されるので、このことがそんなに大きな問題になることはありません。

ですから、「ちゃんと式も書こうね」ぐらいのアドバイスで十分だということです。

しかし、中学数学に入って、幾何の証明問題等の場合はしっかり記述することが要求されるので、少しずつ書き方を注意することになります。

そして数ⅠAに入れば、そこから本格的なトレーニングが始まります。反転授業では「稲荷の独習数学」で予習をしてきて、クラスではポイント講義40分、小テスト15分、その後小テストの直しをして補充プリント2枚で演習をしますが、この小テストとその直しはその最大のチャンスです。

同値でないのに同値記号でつないでいたり、式と式の関係が不明であるような変形は不可です。

答えが合っているかどうかに加えて、そういう記述の仕方でまずいものは何度でも書き直しをさせています。

そういう中で、論理的な思考ができて、自分が考えたことを人に伝えようとする意識のある生徒はすぐに上達します。

しかし、なかなか上達しない生徒がいるのも事実です。

そういう子は、ひょっとしたら「何でそんな細かいことを言うのか?」と心の内では反発しているのかも …

 

う~む、

 

仮にそうであっても、言い続けようと思います。

負けじ!