中学数学のテストのタイミング
松谷です。
稲荷先生から、次年度から中学数学を2クラスにする関係で、1年間で中学数学を終わらない場合はなしとするという話が出ていました。(小学生は別です。中学1年生以上の話ですね。主に中学1年生ですね。)
稲荷塾は超大手塾と違って、箱が限られていて、講師数も限られていますので、お許し頂ければ幸いです。
また、どれくらいのペースでやれば、1年間で中学数学を終えられるのかですが、大事な目安があります。
それは、中学数学のテストのタイミングです。
中学数学はおよそ3週間に1度テストをしていまして、ある程度範囲を決めて出題しております。
来週は、中学2年のプリントの13〜16のテストをします。
その範囲は、おおよそそのペースでやればピッタリぎりぎり中学数学が1年間で終わるかなっていうペースの出題範囲です。
もちろん、もう少しリードしているのが理想ですが、まずは、テストのペースくらいの進度ではできているというのを目安にしてください。万が一それから遅れている生徒は基本的に、どこかで追いつかないといけないということだと思ってくださいね。
テストのペースに追いついていくには、
ある程度の理解力と集中力を持っているか、ある程度努力をできるか、少なくともその2つのうち1つを持っていないと難しいかもしれません。
ある程度の理解力と集中力が何かというのは難しいですが、特に無理しなくても、テストのペースより早く進んでいる人はある程度の理解力と集中力があるということです。一回2時間の授業につきプリントで、3枚〜4枚くらいでしょうか。(証明など一部時間がかかる単元がありますが。)
ある程度の努力というのは、例えば遅れていたとして、それを挽回するために、授業の日ちょっと早く来たり、家庭や土曜日の自習の時間に少し追加で勉強するとか、宿題をしっかりやって理解度を上げるとか、そういった気持ちと行動のことです。一応、中学数学の全範囲の内容のまとめプリントも渡していますから、その気になれば、それとほんのちょっとの補助があればいくらでも勉強できます。
その両方が高いレベルで揃っていれば、それはすばらしいですが、そんな人はなかなかいません。
自分の現状を見据えて、自分なりのアプローチをしてもらえると幸いです。
個人的には、中学数学の後に、数1aに行った時に、難易度や予習に手こずって、まったくついていけなくなって稲荷塾を辞めることになった場合に、はがゆい思いをしています。
できれば最後まで、生徒を支えたいと思っているこちらからすると、残念なことです。
これは、小学算数や中学数学で、生徒にまったく負荷をかけていないせいかもしれないなとも思っています。(個人的には現時点では負荷がゼロだと思っています。)
つまり、ある程度やるときはやるというモードを少しずつ醸成していかなければならないということですね。
もちろん楽しさを無くすの嫌なので、バランスが大事ですね。
もしかしたら、中学数学で、少し理解力は足りないけど努力が得意なタイプな人用に、「独習中学数学」もやはりあった方がいいのかもしれませんね。そうすれば、おうちで、学習をして追いついてもらえますからね。土曜日来にくい人もいますし。さらに、もしかしたら、中学数学オリジナルテキストの解答もあらかじめ配っておいた方がいいのかもしれませんね。初学のプリントは最初から解答を渡さなくてもいい気はしますが、一通り学んだあとのオリジナルテキストの解答は渡しておいてもいいのかもしれません。幾何などで、家でじっくり考えることもできますしね。
塾も状況に応じて、少しずつ変化していきたいと思います。