東大・京大 vs 国公立大学医学部
2003年から2018年までの洛南高校の合格実績を調べてみました。
本当は表にしたかったのですが、その仕方が分からず、数字を並べることにします。
まず、東大・京大への合格者数です。
146 139 158 129 117 116 134 99 113 102 105 103 81 83 87 96
次は国公立大学医学部への合格者数です。(多少の数え間違いがあるかも知れません)
23 29 47 32 38 33 59 53 39 67 71 68 53 73 81 91
どうですか?
東大・京大への合格者は減少傾向にあり、国公立大学医学部への合格者数は増加傾向にあるように見えませんか?
では、これらの合計です。
169 168 205 161 155 149 193 152 152 169 176 171 134 156 168 187
面白いですねぇ!
これは増えているとも減っているとも言えません。
つまり、学力上位層は東大・京大志望から医学部志望にシフトしてきているということです。
聞いたところによると、これは関西の私立高校で見られる傾向だそうです。
ついでに北野高校なんかも調べてみましたが、ここでは京大志向が強く、それが国公立大学医学部にシフトしているとは言えませんでした。
さらに、関東では東大の人気が強く、やはり医学部へシフトして行っているとは言えないようです。
う~む、
稲荷塾においても、近年、国公立大学医学部を目指す生徒が増えたような気がしています。
なんでなんでしょうねぇ?
それに、もう一つ疑問があります。
医者不足だという話をよく聞きますが、京都だけでも毎年200人ぐらいの医者が誕生しているのです。大阪だったら、阪大、市立大に加えて大阪医科大、関西医科大のような私立の医科大もあるわけですから、そんなに増えてあふれないのかと心配するぐらいです。
でも実際は足りない、特に地方は全然足りていないというのです。
どうなっているのでしょうねぇ …。
個人的にはもう少し京大に頑張ってほしいような気がします。
直近の大学ランキングでは東大と並んで京大が首位になったという情報もありましたし、努力はしているのだろうと思います。
それに、むちゃむちゃ楽しかったですし。
だけど、関西の私立高校生は離れて行こうとしている …。
ちょっと複雑ですね。