教えるのは大人か?学生か?機械か?

松谷です。

塾というものは、日本にかなり根付いてきた産業だと思います。

しかし、近年、個別指導塾や映像授業塾なども台頭してきた結果、多様性が広がっていると思います。

その中でも、誰が教えるのかというのについても、選択肢が広がっていると思います。

大きくいって、大人か、学生か、機械か、という3種類があるのではないでしょうか。

稲荷塾は、中学数学までは、チューターの人か僕が教えていて、そのあとは、稲荷先生か僕が教えているので、どちらかというと大人が教えるタイプの塾でしょうか。あと、作文は小西先生で、A会話はCarmeliaですから、やはり大人が教えるタイプですね。

 

別に、特にひいきすることなく一般論を書いてみたいと思います。

—–[メリット]—–

「大人が教える」

・知識や経験が豊富(であることが多い)。

・教える技術がある(ことが多い)。

・片手間ではなく、教えることが本業である。

・責任感をもって指導してくれる(人が多い)。

「学生が教える」

・生徒との距離が近いので、親近感がある。

・生徒目線で教えてくれる(ことが多い)。

・若さとフレッシュさがある。

・他教科も含めて自分の生々しい経験を伝えてくれる。

・値段が安い(個別指導だと学生でも集団より高くなる)

「機械が教える」

・教え方が安定している。

・何回でも繰り返し見れる。

・質の高い講師である(ことが多い)。

—–[デメリット]——

「大人が教える」

・生徒との心的距離が離れる(かもしれない)。

・一つの教科ごとに先生が違う場合が多いので、入試全体の出来に言及しにくい

・値段が高い(ことが多い)。

「学生が教える」

・教え方に柔軟性がない(場合がある。)

・責任感、性格、教え方など当たりはずれが多い。(と言われている。)

・本業ではないので、片手間でやっている(場合がある。)

「機械が教える」

・生徒の個別の理解度、習熟度に言及はできないので定着しにくい。

・自ら能動的に集中して取り組まないと内容が入ってこない。

・質問ができない。

・なぜか値段が高い場合と安い場合がある。(スタディサプリはすごく安い。)

 

まぁ一長一短ですね。

思うのは、上記はあくまで一般論だと思うんですね。

長らく評判を得ている塾などは、それらのメリットを強め、デメリットを補強するような何らかの動きなりなんなりをしているはずなので、そんな短絡的に語ることはできないと思います。

 

僕らが、生徒との心的距離を縮めるべく雑談したりそもそもよりフレッシュでいようとしたり、模試などを見て他教科のアドバイスをしたり、値段をできるだけ安くしたり、土曜日の演習の時間や振り替えを無料のサービスにしたり、といったところもデメリットをデメリットでないようにするための行動ではありますからね。

 

まあ、親御さんの立場にするといろいろと迷うとは思うんですね。

僕らとしては、選んでいただいた方に選んで良かったと思ってもらえるような塾で常にあり続けたいものですね。

ではでは。