高校数学の単元テストについて
松谷です。
今日は、数2Bの図形と方程式とベクトルの単元テストです。
さて、入塾希望の生徒さんも多いですので、改めて説明したいと思います。
高校数学では、2単元に1回程度の割合で単元テストを実施しています。毎回毎回授業の範囲の10~15分程度の小テストを行っていますが、それとは別にもう少し大きい範囲でテストを行っています。
テスト範囲が広がると弱い子もいますし、あまり変わらない子もいますし、しっかり準備してきて逆に上がる子もいます。
ただ、個人的には、毎回毎回の着実な理解を重ねていけば、ちょっと思い出すだけで十分な準備となるので、逆に楽なのかなと思います。
そういう風にできているひとは、模試など範囲が広がったテストにも強くなるのではと思います。
そういう風にできない人は、理解が毎回浅い状態で終わっていたり、覚えるべきことを毎回覚えられてなかったり、そもそも毎回の予習が甘かったりという場合が多く、結局負債を抱えたままテストを迎えてしまうという感じす。
単元テストは、50点くらいとれればだいたい全統記述模試などの標準的な模試で偏差値70くらいをとれるレベルで、こちらがまずまず理解できていると捉えるレベルでもあります。したがって、そのような生徒は、次の期には、数1A→数2Bとか、数2B→数3とかいったように進級していきます。
もちろん、最短の半年ずつで進級していくのが理想です。
特に、公立高校などで高校から初めて高校数学を学ぶ人は、できればそうして欲しいところです。特に東大京大医学部レベルを狙うならば、一通り学び終わってからの演習期間をじっくりとれるとかなり有利ですので。東大京大レベルに到達するには1年半~2年程度の演習期間は欲しいと考えています。
しかし、中学生については、半年で進級していくのは、実際には、かなり大変なことです。これまでの生徒を見ていると、よっぽど優秀か、よっぽど数学好きか、よっぽど勤勉かなどの要素を、一つまたは複数持っている生徒のみがそうなっています。
ただ、中学生の場合は、一度で進級できなくても2回目を学習すればよいと考えています。同じものを2回やるのはどうなのかと思う人もいるかもしれませんが、1回目わからないなりに取り組んだことが、2回目になって予習の段階でも授業を聞いている段階でも演習している段階でも結びついてくるんですね。そうすると、実際には、のべーっと1年間やるより効果が出る場合が多くなっています。
もちろん、1回で進級できる中学生は、中学生のうちなどに高校課程を終えることもできるので、そうすると、東大京大にぎりぎり合格などのレベルをはるかに超えるところに達するのではないかと思います。
ということで、いずれにせよどんな生徒にとっても利益をあげられるような形になっているのではないかと思います。