僕が小学生部でする話の例
松谷です。
平行四辺形とか三角形の高さは、どこですか?という問題が、小学生部のプリントにあります。
そして、ひっかかる人が非常に多いです。たとえば、三角形なら頂点から底辺に向かって垂線を下ろしたその長さというように簡単に説明した後だとしても。
つまり、平行四辺形や三角形のこの部分が、高さだと思ってしまうパターンです。
ということで、そういう生徒には、具体的な話をしてみます。
松谷「なんか、傾いているビルや木があったとするやん?でもってじゃあその形が平行四辺形とか三角形やったとするやん?」
(そんなビルないわとか言ってくる子には、ピサの斜塔の話をします。
)
松谷「じゃあ君の理論ではビルや木の高さはここってことやね?」
生徒「そうやで。」
松谷「じゃあ、もっともっとめちゃめちゃ傾いたビルとか木を考えたとするな?」
松谷「じゃあこんなビルや木でも高さはここなん?
いやー、こいつらすげー高いなー。高さ30mやなぁって思う??
思わへんくない?」
生徒「(しぶしぶ)むむむ。」
松谷「じゃあどこやと思う?」
生徒「(恐る恐る)じゃあ、ここ?」
松谷「そうやな。
1番高いところから、地面に垂直に下ろしてきたこの長さが高さになるんやな。
この図やったら、2mやな。」
みたいな感じで話します。
聞かれたことはないですが、
じゃあなんでこの頂点とか辺が1番高いなんてわかるの?って言われたら、
うーん、それは、地面と水平な定規をまっすぐ上に上げていったとき最後に離れるところって考えたらわかりやすくないかな。
身長計とかも、地面に水平な線が一杯ひかれてへん?
みたいに答えるかもしれません。
まぁできるだけ身近な体験に置き換えて話してあげたいなぁと思ってやっております!