小学算数は簡単だけどきっちり理解せよ!
松谷です。
中学数学に進むにせよ、小学算数の難しい問題をやるにせよ、小学算数の基礎内容はきっちり理解したうえで進んでいって欲しいと思っています。基礎内容についてはできれば100%わかったうえで進んでほしいと考えています。
小学生の3,4,5年生あたりを教えていて強くそう思います。
どういうことかというと、小学算数を飲み込みが怪しい場合には、中学数学を教えるのに、すごく時間がかかってしまうんです。1分くらいで教えて理解して欲しいところを3分くらいかかってやっとなんとかそれっぽく理解できるけど怪しいみたいな感じなんですね。そして、ちょっと問題を変えられただけで応用がききません。多分、きちんと理解していない部分を忘れやすいことが関係しているような気もします。つまり、小学生内容についてきちんと理解していない部分があるということですね。(そういうときには、もちろん1から戻って説明しますが、手戻りが多すぎると教えるこちらも少し悲しくなります。)
はっきりいって、小学算数の基礎内容は高校数学などに比べると死ぬほど簡単です。
(中学受験の算数などはちょっと別種類の問題ですから、ものによっては、大学受験の問題より難しいですが。)
その内容さえもしっかり飲み込めないと基本的には高校数学とはお友達になれないだろうなぁというのが正直な感想です。というか、間違いなく遅かれ早かれどこかで数学を嫌いになってしまいます。
そんなこんなで、確認テストの点数が悪いと、ぼくはグチグチと文句を言いながら、塾生にその場で復習をさせたうえで、再テストを受けてもらっていますが、本当にきっちり理解し欲しいと思ってそうしています。
ただし、僕はただ点数をとって欲しいと思っているわけではありません。きっちり理解して欲しいと思っているだけです。そうすれば、得点なんて勝手についてくるわけですから。そして、そうすれば、内容も忘れにくくなります。
たとえば、12➗11を考えるとき、分数で、どっちかが上でどっちかが下やった気がする。12が下かな?それとも上かな?あー外れた!当たった!なんてやってたら、永久に上達しません。
1つのケーキを2人で分けたら、1÷2だな、
一人分は、半分に決まっとるな。1/2だな。1/2って、そもそも2つに分けたうちの1つって意味だしな。なので、割り算だと、後ろが分母に来るな。
などと考えたら間違えるわけがないんです。そして、忘れることもかなり少なくなります。当てもんではなく、きっちり理解することが大事です。
ちなみに、小学生の基礎内容の確認テストについては、いぢわるな問題を一切出題していませんのでね。(一応80点を合格点にしていますが、本当は100点にしたいくらいなんです。)
まぁでも幸いそんなに再テスト再テストで嫌がっている節はないような気はしますがね。
でも、再テストに複数回なる場合は、点数そのものが悪いとかではなく、理解ができていないところがあるんだなというところに意識をもって行ってほしいなと思います。そこを克服してちゃんと理解できたら楽しいですのでね。そのためのほんの少しの苦しみということですね。
小学生には楽しんで欲しい。これが心からの願いです。