数学における面倒くさい!

松谷です。

数学において、問題を、解いていて、「えー面倒くさい!」っていう言葉を生徒から聞くことがあります。

これは、時によって、良いサインでありますし、悪いサインでもあると思います。

 

まず、悪いサインの方は、

想像がつきやすいと思います。

何事にも面倒くさいと思うのは、心がまったく勉強の方に向いてなかったり、集中力がまったくなかったり、そもそも学問をやることに対して意味がないとすら思っている状態かもしれません。

 

これは、かなり悪いサインであり、すべてが悪循環に回っていきますし、どこでその流れを断ち切れるのかも予想がつかないとか、そういった類の状態です。これは、講師が介入してどうにかなる場合もあれば、まったくどうにもならない場合もあります。

 

 

一方で、良いサインの方は、

「うーんこのやり方大変やな、もっと簡潔なやり方や考え方ないの??」という意味の「面倒くさい!」はチャンスですね。

 

より効率の良い方法はないかなと考えるのはよい思考のトレーニングですし、そんな方法を見つけたときの喜びは、勉強をやるなかで、他の科目ではあまり感じられないような、とても嬉しいものだと思います。

 

実際の入試となると、

 

あまりにも面倒くさい方法だと時間内に正解ち至ることは不可能で、別の方法を模索しなければなりません。

一方で、思いつかなかった場合、もしくは、思いつくのにかなり時間がかかりそうな場合は、ある程度の計算量だと突っ込んでいく馬力も必要です。

そのバランスが求められるのが、東大京大の入試なのかなという感じがします。わざとそういう微妙(?)な設定の問題を出題しているということです。

どちらかというと、

京大の方が洗練された解法でないと処理が難しいのに対して、東大の方が馬力系の解答でなんとかなるケースが多いような気もしますが。

稲荷塾で、演習授業や、倍速クラスで、配っている解答はかなり洗練された解答かなと思いますので、それをひとつの基準に考えて、自分の解法との違いなどを感じていくと、力がついていくと思います。

 

自分の解法はどうだろうか?とかそういったことも、もし気になったら聞いてくださいな!

 

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アイキャッチのような、こんな時計があったら、面倒くさいですけどね。。。