中央年令

昨年夏、台湾大学を見学に行ったときに、やはり観光で来られていた高校の社会の先生、そしてその奥さんと知り合いになりました。かなりの「旅の達人」です。そんなに頻繁に連絡を取っているわけではありませんが、Facebook ではつながっており、年令的にも近いので、共感できる部分がたくさんあります。仕事も近いですし。

それでこの夫婦、今年はベトナムに行かれたそうで、その感想の中に「ベトナムは若い国で中央年令が29才」というくだりがありました。

ほう、すごいなぁ29才か、などと思っているうちに、じゃあ日本は何才なんだろうとふと疑問に感じ、調べてみました。

 

みなさん、ご存じでしたか?

 

日本は46才で、世界一です。

そして何と、ベトナムは世界の平均28才より上でした。

中央年令が高い国は先進国に多く、低い国はほとんどアフリカの国でした。

そして、一番低い国はニジェールで15才ですって!

https://top10.sakura.ne.jp/WHO-WHS9-88.html

中央年令が15才で国が成り立つのでしょうか?!

ところで、中央年令というのは、それより上の人数と下の人数が同じになるような年令で、たとえば1才、5才、6才の3人がいたら5才になります。これに対して平均年令だと、足して3で割るわけですから、4才になります。

このように中央年令は年令的にかたまっている方に偏りやすいので、中央年令が15才ということは、子どもが多くて大人はまばらになっていると予想され、おそらく平均年令はもう少し上だと思われます。

しかしいずれにしても、15才はまずいんじゃないでしょうか? 何らかの原因で人がたくさん死んでいるように見え、そのこと自体が深刻ですが、結果として中央年令が15才というのでは、智恵の蓄積とその実行が可能なんだろうかと疑問に感じます。

逆に日本も高齢化して、勢いを失うことが心配です。

中央年令が低いのも問題だし、高いのも問題。さらにその差がこんなにも大きいのもちょっと信じられないぐらいです。

 

今日は「社会の先生」の影響を受けて、私としては土俵外の社会問題を話題にしてみました。

考える材料が不足し過ぎていて、どのように考えればいいのかが分かりませんが、何かがまずいということだけは確かだと思います。

今後の世界をリードして行くべき若い世代に「しっかり勉強して、何とかしてくれ!」と頼みたいです。