いいものはいい!
休みもいいですが、やはり仕事がある方が張りがあって楽しいです。
昨日から塾を再開してつくづく充実感を味わいました。
去日の授業は数Ⅲで、ちょうど複素数平面の最終回でした。これで微分積分と複素数平面が終了し、残るは二次曲線のみです。
受験学年ではない塾生のための数Ⅲでは、微分積分の計算が正確にできるようになればオーケーと考えています。
しかし、毎年それに苦戦します。
なかなか定着しないのです。
部分積分、置換積分、その他基本的計算がすらすらできるようになるのはごく一部の生徒のみです。
ところが、
今年は三分の二以上の塾生がこの目標を達成しました。
しかも、
それを半年でやったわけです。
一つには優秀な生徒が集まったということもあります。
しかし、重要な点は反転授業の方法論が確立したということです。
稲荷塾の反転授業では、「稲荷の独習数学」で新しい単元を予習して来ます。これを前提に、2時間の授業中にポイント講義と小テスト、小テストの直し、補充プリントでの演習をします。
こでが大筋ですが、どの程度のポイント講義をどの程度の時間でするのかとか、小テストのレベルと量はどの程度にするのが効果的かといったようなことは、実際にやってみて微調整する必要があるのです。その上でどの程度の予習をして来るべきかということが決まり、不十分な塾生には、もっと頑張るようにというリードができるのです。
こういった方法が確立したということです。
まあ、画期的です。
反転授業を始める前から、「おそらく俺の授業は全国でもトップレベルだろう」などと思っていましたが、今、そのレベルから2倍の効果を生み出す授業を開発してみると、こんな授業を提供しているところはまずないだろうと思えて来ます。
これが全国に広がればいいですねぇ!
そのためには、まず稲荷塾が実績を出して認知されないといけないです。
でも、いいものはいいです。
早晩これは拡大していくことになるだろうと確信します。
ところで、高知に「佐々木理数塾」という東大出の佐々木さんがされている塾があります。
https://www.kochi-sasaki.com/
佐々木さんが塾を始める前に稲荷塾に見学に来られ、私のできる限りでアドバイスをしたという経緯があり、以来連絡を取り合っています。
今では稲荷塾以上に発展し、高知でナンバーワンの塾になっています。
その佐々木さんが9月に再び会いに来られることになりました。
さまざまな情報を交換できることも楽しみですし、私としては反転授業のノウハウを細かく伝えようと考えています。