英文法で学校や塾の先生の説明を理解するための最初の一歩

松谷です。

前回の記事寝違えました・・・で、塾生にアドバイスをしましたということを書きましたが、

その一つとして、 文法用語の説明を書いてみたいと思います。

もちろん、これを毛嫌いする人がいるのは承知の上ですが、それでもこれが分かっていた方が、英文法の理解は絶対早いです。

5分で把握できるものなので、損して得とれというつもりで、これだけは理解、暗記(?)してしまいましょう。(低学年、すごく苦手な人向けです。例とか※は面倒くさければ読まなくてもよいです。)

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【名詞】「人や物の名前」を表す語。※「~こと」なども名詞扱い。

【動詞】「(主語の)動作・状態・存在」を表す語。※動詞をVとかいたりする。be動詞と一般動詞があり、主語と時によって形が変わる。

【修飾】飾ること。

【形容詞】「名詞を修飾する」語。※もしくは、名詞の性質を表す語。

(例)「美しい」花。花は「美しい」。など。

【副詞】「動詞や形容詞や副詞や文全体」を修飾する語(名詞以外を修飾ということ)

(例)「早く」走る。

【文】ピリオドからピリオドまで。※基本、「主語(S)+動詞(V)」が1セット出てくる。

【節】「主語(S)+動詞(V)」を含む単語の集まり。

(例)名詞節・・・全体として名詞の働きをする節、形容詞節・・・全体として形容詞の働きをする節。

【句】「主語(S)+動詞(V)」を含まない単語の集まり。※主語がなくて動詞があるとかはOK.

(例)前置詞句・・・前置詞+名詞で構成される句 I put it 「on the desk.」 ちなみに、この例は副詞句(全体として副詞の働きをする句)でもある。

(例)to 不定詞句・・・to不定詞を伴う句。I went to the library 「to borrow some books.」この例は副詞句(全体として副詞の働きをする句)とも言える。

【主語】文の主人公(S)。名詞だけが主語になれます。「~は」、「~が」など。

【補語】主語(S)や目的語(O)とイコールで結べるもの。補語をCともいう。

(例)I am 「a doctor」.(Sとイコール)とか、She made us 「happy」.(Oとイコール)とか。

【目的語】一般動詞の直後にくる名詞で、「~を」「~に」などという訳になるもの。

【前置詞】名詞の前に置くもの。※主に、場所や時などを表す言葉につながる。

【接続詞】文と文をつなぐもの。接続詞が一つあれば、普通1文中にSVのセットが二つある。

【関係代名詞】接続詞の一種。関係代名詞があれば、その後にSVのセットが一つはあります。※関係代名詞とそれに続く節(関係代名詞節という)は、基本的にその前にある名詞を修飾する。よって、関係代名詞節は形容詞節(全体として形容詞の働きをする節)でもある。

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あとは、彼が一つだけ疑問に思っていた、

5文型なんて考えは必要か?

については、僕はあった方が便利だと思います。

だって、世の中のあらゆる英文が、

SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCの5つに(一応)分類されるわけですよ!

(そして、S,V,O,C以外の要素はすべてただの修飾要素である!)

また、どの文型をとるかはだいたい動詞によって決まっていて、どんなに複雑な文が来ても、これはどの文型かなと考えて、SVOCだと分かればかなり意味が限定されてしまうわけです。すごい足がかりです。

これ発明した人すげ~!?って思いませんかね~。

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“英文法で学校や塾の先生の説明を理解するための最初の一歩” への2件のフィードバック

  1. かいたに より:

    稲荷先生の本を読んでブログ拝読している4才と2才の娘を持つ親です。
    はじめまして。松谷さんの記事も拝読しています。(年齢も私と近いと思います)

    5文型・・・確かにあったほうがいいかもしれないのですが、、
    学生時代に何度 勉強しても 私には意味がわからなかったです。

    わかるにはわかるのですが、何のために覚えるのかが、頭の中で文型の意味が理解ができていなかったように思います。

    私の場合、大人になってから、大西恭斗さんの「ハートで感じる英文法シリーズ」を読んだ瞬間、一気に文法の意味を理解することが出来ました。

    五文型のときのSVOOの説明でも、動詞+モノ+人となると、英語は全く通じなくなる。
    だから英語は位置で意味が決まる言語なので、てにをは を使えるので位置フリーな日本語とは決定的に違うところ。

    (うろおぼえですが)
    そもそもネイティブは 文型を考えているわけではなく、動詞+人+モノで、手渡す感覚を持っているので、その感覚を感じなければ・・というような説明で納得したのと、「感情表現するために文法があるのか!」と、文法のそもそもの目的を理解できたとたん、文法の勉強が楽しくなりました。

    学生時代に、こんな教えて方をしてくれたら・・と何度思ったことでしょうか。

    松谷さんは、英語の学習本にも精通されているので、ご存じだとは思いましたが、英語の出来ない生徒の気持ちがわかるので・・・思わずコメントしてしまいました。

  2. 松谷 より:

    コメントありがとうございます!
    大西先生の本僕もだいぶ読んでいます!
    ハートで感じる英文法はもちろん、出していらっしゃる本はほぼ全部読んでいるかもしれません。
    まぁいろんな考えがありますし、読んだ瞬間いくつかの内容に目が開かれた思いたものの、実際何が書いてあったかは忘れてしまっていました。。
    結局いろいろ考えると、どの本も言っていることは同じだなぁととらえてしまっていたんでしょうね。

    でもそういう微妙なニュアンスの違いから混乱したり嫌になったりというのが始まるのも確かなので、もし、彼にまた話したりする機会があれば、話してみたいと思います。

    またいつでもコメントください!

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