作業興奮!
松谷です。
この前、勉強をやりやすくする方法のひとつとして、さんまさんのテレビ番組で、「作業興奮」が取りあげられていました。
見ていない人の方が多いと思いますので、共有したいと思います。
作業興奮とは、クレペリンさんが発見した法則です。
人間は勉強などちょっと義務感を感じたりするようなことに対して、実際やる前の段階では、おっくうだったりやる気がでなかったりやる気になるのに時間がかかったりします。
そして、いわゆる
母「いいかげん勉強しなさい!」
生徒「あーもういまやろうとしてたのに!やる気なくした!」
というあるあるの会話になるわけです。
しかし、実は、やる気というものは、実際いざやり出してしまうと、その作業自体に興奮してきてどんどん勝手に出てきてしまうものなのです。
つまり、勉強しなきゃなぁ、でも乗り気がしないなぁ、なんとかやる気をださなきゃなぁ、どうしようかなぁ。
なんて感じで、頭で考えて、なんとかしてやる気をアップさせようっていう試みはまったくの無駄であるということです!!
それするくらいなら、「よし、今日の勉強はとりあえず、たとえ1分でもいい!」と、自分に対するハードルを思いっきり下げたうえで、とりあえず、始めるということこそが、やる気のアップにつながるということです。
そして、実際、やり始めたら、1分とかいっても5分くらいやってしまうものですし、さらに続けるのもそんなに大変ではありません。
もし実際1分やったら休憩してしまうということがあってもいいと思います。そして、5分くらい休憩して、また次の1分を始めます。そうするうちに一回あたりの勉強の集中時間も伸びてくるものです。
自動車でも動き出しの、ローギアの時に1番エネルギーがいるように、人間も動き出しというのはエネルギーがいります。1時間やらなきゃという前提のもとやりだそうとすると、どうしても、なかなか始められない人もいるかも思います。
そんなときは、思いっきりハードルを下げて、とりあえず始める!それですね。
ちなみに、始めたとしたら、稲荷塾のテキストの問題は結構楽しいと思いますよ。
チャートとかの問題をやるときってなんか作業的になりがちなんですが、稲荷塾の問題は、どの問題も面白いポイントを含んでいて、発見があり、より作業興奮が高まる仕組みになってますよ!
作業興奮について書いてあるサイトも紹介しておきます↓
p.s.
ちなみに、僕が学生時代のころ、親から「勉強しろ」と言われたことはほぼなかったですが、たまーに言われたときには、ほんとに萎えて勉強できなかった覚えがあります。
懐かしいですねぇ。
勉強する場合は、場所を変えるっていうのもオススメですね。作業開始する際の負荷が下がります。
「勉強を開始する」というのを、「自習室に行く」とか「カフェに行く」っていう行動に変換してしまうとなんかできてしまったりするんですね。