反転授業の最適な素材?!

松谷です。

今日は、入塾説明会でした。しっかりご検討いただきまして、もし、稲荷塾の門を叩いて頂けるということでしたら、精一杯サポートさせて頂きたいと思います。

 

さて、説明会でも説明しましたが、稲荷塾は、2017から反転授業を本格スタートします。(小学生部、中学数学除く)

 

反転授業とは、稲荷先生が何回も説明しているように、

あらかじめ、自宅で、「予習として、ある単元の講義などを読んだり聞いたり解いたりしながら学習してきたうえで」、授業では、「理解を確認したり、発展的な講義をしたり、さらなる演習をして定着をはかったりする」という授業形式です。

従来は、授業で、「単元の講義などを行い」、自宅で、「宿題として演習して、定着をはかる」という形式だったところを、役割を逆転させているので、反転授業と呼んでいるわけです。

 

さて、反転授業の効力については、様々な検証結果もありますし、稲荷先生も書いていらっしゃいますので、今日は、反転授業を行うための素材について述べてみたいと思います。

 

これまでの反転授業の素材というとだいたい映像が主流でした。授業を学校で受けるかわりに、家で講義を受けるとなるとやはり、先生がしゃべっていることが連想されますし、当然、映像授業というのが、連想されます。

 

しかし、もし、細かいポイントも含めてすべてがあらかじめ含まれている映像並みに詳しい講義が文字でかいてある紙の教材があるとしたら、どうでしょうか??

(それが、「稲荷の独習数学」です。)

 

実は、そういう内容なら、紙の教材も映像に勝るとも劣らず、力を発揮します。特に一部の利便性を考えると紙の方がよい部分も結構あります。

 

ひとつは、たぶん予習が速くすむことです。やはり紙という媒体は、自分がわかっているところとかをかなり飛ばしやすく、わからないところに少し時間をかけることも自由自在にできるのである程度理解度がある子だと映像より速いです。

もうひとつは、全体感の把握がしやすいため、復習もしやすいということです。間違ったところに赤線ひいたり、付箋でもたてれば一発で何回も復習できます。いちいちパソコン開いて、分野を開いて早送りしてそして教材も開いてなんて動作は不要なわけです。ちなみに、「稲荷の独習数学」は、全体感の把握のしやすさでいうと、他の紙教材に比べてもかなり優れていると思います。それは、チャートなどの分厚さと比べると一目瞭然でしょう。

 

ただ、デメリットもあります。それは、書いてある講義は全員に一発で完全にしっくりくるわけではないかもしれないということです。もちろん映像でもそれは言えるのですが、苦手な単元とかは、映像の方が、紙媒体より、自ら理解しようとする力が要らないような気がするので、映像の方がとっつきやすいと思う人がいるかもしれません。

 

そうすると、そのフォロー体制があるかどうかということがすごく大事になります。

 

稲荷塾では、授業で、本質理解を、もう一度確認します。なぜなら、わかってるようでわかってないことの方が生徒は多いからです。

そして、独習数学にぴったり沿った類題や少し発展させた問題で演習ができるオリジナルテキストがあります。

さらには、独習数学を執筆した稲荷先生、独習数学の構成を知りつくしている僕、それで学習してきた優秀なチューターによるフォローがあります。(映像授業だけ素晴らしくて、フォローは素人なんていうザルみたいなことはありません。)

さらにさらに、土曜日には、質問する時間も完備されています。

それらがあることで、反転授業の少し辛い部分や、紙で不足と思われそうな部分が完全に補完されるわけです。

 

となると、これが、ほんとに最強の学習方法なのではないかと改めて感じているところです。(実際、僕はこのことを最初から思ってたわけではありません。正直やや懐疑的な部分もありました。しかし、よくよく考えてみるとこういう結論に達しました。)

 

もちろん、テキストを読むという行為や、予習復習をするという負荷などがあるので、慣れないうちは大変な部分もあるかもしれません。

 

しかし、それは、大学へいったあとも、その後の人生でも必要になるスキルでもあると思います。そうする中で、実は、考える力なども身についていきます。よって、その準備期間でもある、この中学、高校の間に、身につけておかないといけないスキルだとも思いますので、なんとか頑張ってほしいです。

 

もちろん、フォローは全力で頑張りたいと思います。

 

逆に、厳しいことを言うと、本に書いてある文字情報からまったく内容を読み取っていけないとなると、稲荷塾が合っていない可能性もあります。これも正直な気持ちです。

 

これで、やってみたいな、がんばってみたいなという生徒は、100%応援したいと思います。