地味に頑張る
「勉強」って、本当に地味ですねぇ!
この「…」はいろんなものに置き換えることができます。
火曜日は数ⅡBの授業がありましたが、テキストの6問を説明して、不明な点はないかと確認しました。するとみんなは分かったと言うので、テストをしてみました。テキストの4番、つまり、つい先ほど説明し、みんなが分かったと言った問題の解答を作るというテストをしたのです。
結果はどうだったでしょうか?
ちゃんと書けていたのはたった一人です。たいていは怪しい解答で、0点もいました。
彼らが「分かった」と言っているレベルがどれだけ低いかということです。
まずそれを知ってほしいです。
これでそのまま家に帰り、もし復習もしないで1週間後にやって来たら、やったことすら覚えていないという状況になります。
そんなことを繰り返していて、勉強ができるようになるはずがありません。
できるようになる子は地味な努力を続ける子です。
数ⅠAまでは、努力してなさそうな子が上に行くことがあります。しかし数ⅡB以降は、努力なしにできるようなるなどということはありません。
分かったと思うことが、次に本当に自力でできるというレベルで分かったのかとチェックを入れて、地味に繰り返さないと身に付いて行きません。
ですから、やっぱり「日々30分塾の勉強をする」が必要になります。
もしこれを3か月も続ければ、完全に別人になります。
こんなことを言って、実際にやる子が少ないことも知っています。でも、ときどき「そうかなっ!」と思って実行する子がいるのです。
そういう子は劇的に変わります。
そういう子の割合が増えることを期待します。そしてそういう雰囲気になれば、みんながするようになります。
この作戦が成功したクラスもあるし、まだうまく行っていないクラスもあります。
まあ、私も地道に頑張ります。