新試験として「従来型」の英検は不合格?

松谷です。

こんなニュースがありました。

英語民間資格試験で認定されたもの

抜粋すると、

「参加要件を満たしていることが確認された8種類は、ケンブリッジ英語検定、TOEFL iBTテスト、IELTS、TOEIC Listening & Reading TestおよびTOEIC Speaking & Writing Tests、GTEC、TEAP、TEAP CBT、英検(1日完結型、公開会場実施、4技能CBT)。IELTSは、平成30年6月に国内での実施実績「2年以上」の参加要件を満たす見込みであることから、条件付きとした。

従来型の英検については、一次試験(「書く」「読む」「聞く」)の合格者のみが二次試験(「話す」)を受検できる仕組みとなっており、一次試験不合格者は二次試験を受検できないことから、「1回の試験で英語4技能すべてを評価するもの」という参加要件を満たしているとはいえないと判断された。

英検のうち、一次試験の合否に関わらず4技能を評価する新たな試験方式の「1日完結型」「公開会場実施」「4技能CBT」は、いずれも参加要件を満たしているとして採用された。」

 

こんな感じです。

う~む。従来型の英検不合格ですか。

かなりの確率で採用されるから、英検受けたことないけれど、半分興味本位で、でも生徒にアドバイスできるようにという意図も含めて、受けてみようかなと思っていたのですが、かなり迷いが生じてきました。。TOEFLのibt受けてみた方がいいのかなぁ。でも高いんですよね。ほんとに。

 

また、

公平性の観点が課題?

この記事によると、CEFR(セファールと読みます)による6段階評価と資格試験の得点そのものを、両方とも大学に送るとかいてますね。

しかし、CEFRの6段階のうちの1番上はC2と言って、実質日本の普通の高校生では不可能なものになっていて、5段階の勝負になります。

TOEFL満点、英検満点でもC1評価になってますのでね。

てことは、超上位に入ろうと思う人は、C1評価をとれるかどうかですね。そうすると、結局ギリギリラインを取れるかっていう勝負になります。

TOEFL95以上、TOEIC1845以上、IELTS7.0以上、英検1級取得以上、こういうギリギリのラインを超えるかどうかで一喜一憂することになるのかもしれませんね。取りやすさが違いますけどね。公平じゃないなと思います。

 

でも、そんな超上位は、全高校生の0.1%?くらいだと思うので、そうでない上位層は、B2ラインをとれるかどうかで一喜一憂することになります。

 

まぁ、なんか結局、ボーダー付近の一点刻みのことに一喜一憂しそうですね。しかもそれが、異なる民間試験で測られるわけですからね。うーむ。

 

 

いずれにせよ、制度の変わり目は生徒もとても不安になりがちなので、引き続き情報を収集し続けたいと思います。