男子校女子校共学校の生徒のこころ

松谷です。

明日は、中学数学クラスは最後15分くらいテストですので、準備しておいてくださいね!(範囲は正負の数から方程式の利用までです。)

さて、話は変わりまして、今日は、中学高校の男子校女子校共学について思うところを書いてみたいと思います。まぁ結構どうでもいい話かもしれませんが・・・。

 

ただし、僕は、小学校まで共学のあと、男子校の中学高校の出身なので、ほかのところはあくまで人に聞いただけです。

以前勤めていた塾にはそれぞれ出身の先生生徒がいっぱいいましたし、僕の姉や従妹は女子校なのでそのあたりの情報から拾ってます。

まず、

「男子校」

男子校は、勉強やスポーツに集中しやすい環境にあるような気はします。また、オタク文化なども発達しやすいかもしれません。また日常的に下ネタが横行するなど少し下品なところはどうしてもあるでしょう。

上記のようになる理由は明確です。女子の目を気にすることがないので、そのように変化していくのです。オタクになっていても別に変な目で見られないし、下ネタを言っていても別に普通という感じです。勉強やスポーツは別に共学でももちろん集中できると思うのですが、やはり女子という中学生高校生男子の最大の関心対象が身近にいないということで、必然的に、仕方なく?、集中しやすい環境になっているわけです。もし女子がいようものなら、見た目のファッションとか恋愛とかそういった方向に気が削がれる?とは思います。

じゃあ男子校の人は全員恋愛とかファッションに興味がないのかというとそんなこともないです。まず、少なくとも多くの人が興味はなんとなくあります。しかその興味を発揮することができないのです。一方でその力を発揮できる人もいます。しかし、それはあくまで上位10%くらいまで(学校によっては%は変わると思いますが)のイケてる感じの人もしくは、イケてる感じになりたいと思っている人に限定されるような気がします。そういう人たちは、他校と交流をはかったり、外に繰り出したりしています。(僕には無縁でしたがハハハ。バスケ部、サッカー部、野球部のエースとか、見た目がめっちゃかっこいいとかそんな感じの人たちですかね。下のようなのはほとんどの人は無縁ですよ!)

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「女子校」

女子校は秘密の花園という感じの印象を受けますが、出身の女子から聞いたところ男子校と近い雰囲気のところも多いみたいです。つまり女子どうしだけなので、少なくともその中では、逆にあけっぴろげになって下品な言動が多くみられたりします。

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ただ、女子は、男子と違って、ファッションなどには、気をつかっているのではないかと思います。周りの異性の目がなくても、同性の目の方が重要と考えられるので、気を使わざるをえないのでしょう。あと単純にファッション好きの人も多いと思います。

また、勉強などにかなり強い学校も多いです。もちろん、伝統的にというパターンが多いのは確かです。しかし、勉強に強い理由の一つは、男子の目を気にしないでいいことと関連すると思います。つまり、男子が周りにいる場合、周りの男子より勉強ができてしまうこととかに遠慮?して一種のセーブが働いてしまう場合があるので、それがないと有利だということです。昔ながらのしょうむない価値観で、女の子は賢すぎないくらいの方がかわいいみたいに思う人がいるのだろうと推察します。

ちなみに、恋愛については奥手気味で、発展しないケースが多い気がします。僕の姉も従妹も彼氏が中高でいなかった気がします。特に、従妹は四天王寺中学高校出身なのですが、高校にあるバレー部の女子選手がかっこいいようで、その人に対する憧れみたいなものを持っていたようです。つまり、男子の代わりの存在になっていたのではないでしょうか。一種、宝塚の世界なのかなぁと思います。

 

「共学」

共学校が実際の中学高校の分布としては一番多いです。公立は一部の超上位校の除いてほとんどのところが共学です。で、男子と女子の垣根については学校に結構よるようです。

ある学校では、共学であるものの、何か空気的にぱっきりわかれていて、あまり話しかけたりしないみたいです。また、ある学校では、普通の友達みたいにがんがん交流をはかるみたいです。前者の学校は恋愛に発展することは少ないでしょうし、後者の学校は発展することは多いでしょう。

共学は、上にもあげたように、異性が身近にいることで、勉強に集中しきれていない場合があります。今の受験という制度の中では、一番勉強に集中しなければならない高2、高3の段階で、異性への興味が最も高まってしまい、惚れたとか、付き合ったとか、フラれたとかそういったことが起こる可能性が高いです。ちなみにそういったことが起こった場合、2,3か月くらい影響を引きずります。そうなると、受験において、2,3か月くらいのブランクは極めて大きく、合否に大きく影響を与えることになります。

まぁしかし、これが学生の健全な姿である可能性もある気がします。それを乗り越えて合格している子は社会に出てからも強いです。要は、そういった人生経験もしたうえで、自制心をもってやらなければならないことはやるという風に考えられている子が合格するからです。ただ、流されやすい性格だと・・・。という感じです。

また、最近少子化の流れの中で、様々な男子校が共学化しています。その中には、「洛南」とかのように女子が男子よりできても全然気にしない風土の学校もあるようですね。

 

 

とりあえず、僕が、男子校、女子校、共学校に抱いているイメージです。一応ヒアリングをもとに再現したイメージなので、そんなにずれていないと思いますが、まぁそうは言っても、個人によっても全然違うとは思いますので、あくまで一意見です。

 

さて、でも上をかんがみたうえでどういう学校に行くのがベストなのかというと。。。。

 

まぁどこでもいいんでしょうね。

 

生徒の性格にもよるとは思いますが、自制心がある程度あるならば、共学で人生経験を積みながら勉強もするという人間もいいなぁと思います。

また、男子校、女子校の中で、自分の興味をぐっと追及できる時間を持てることもよいでしょう。本当に恋愛に興味がありすぎたら、人は道を探すものですし笑 あと、大学になったらそれは簡単なので。

 

あっ、コミュニケーションに難がありそうな理系男子が男子校から難関大学の理系とかに行くことが多くて、それは大丈夫なのか?と心配なさる親御さんもいるかもしれません。

しかし、それは克服されます。ぼくの大学のサークルの同期に開成のトップの子で理学部物理学科の子がいました。

その子は、コミュニケーションに思いっきり難があって、ほんと絵にかいたようなオタクみたいな感じでしたが、サークルの男子や女子と、テニスや飲み会やイベントなどを通じて交流をはかっている間にものの見事に饒舌な男になっていきました。そして、その頭の良さと、コミュニケーション力を生かして、就職活動では外資金融とか外資コンサルにらくらく合格していた気がします。(その選択自体が個人的にはもったいない気がしますが。日本としても損失な気はします。)