親が子どもに何かを教える

京都の街は自転車で移動するのが最適です。

私も予備校講師兼学生だった頃、大宮の友人宅に自転車を停めさせてもらって、京大へ、そして予備校へと動き回っていました。

今、娘が卒業し、息子が入学するということで、今日、大学で待ち合わせをして、娘が使っていた自転車を息子が譲り受けることになったようです。

若者はそれぞれに夢があっていいですねぇ!

おじさんも気持ちだけは若くありたいと思いました。

 

さて昨日、小学生部の連絡帳に2件も同じようなことが書いてありました。

春休みに入って、しばらくの間、お父さんが子どもに勉強を教えているという内容です。

いいですねぇ!

ところが、お父さんが子どもに教える場合、思い入れが強過ぎて感情的になってしまうことがあります。

私も娘が小学校に上がる前に、お風呂で等差数列の講義をして嫌がられたことがあります。

やっぱりその頃、将棋を教えて失敗したこともあります。

そしてテニスを始めると、毎朝5時半に起こして1時間の朝練をしていたのですが、これは正気と狂気の狭間でした。

あるとき私の打ったボールが娘の顔に当たり、鼻血が出たことがありました。比較的早く血が止まったので、そのまま練習を続けたのですが、この時の話はことあるごとに「お父さんは!…」ということで非難の対象になっています。

息子の動きが悪いということで、けつを蹴ったことも、「かっと来るとけつを蹴って解決しようとする」と責められ続けています。

親が子どもに何かを教えるということは難しいことなのです。

しかし、だからと言って、躊躇してはいけません。

子どもにとって最善かどうかは不明ですが、親にとっては間違いなく最大の恩恵なのです。

子どももいずれそれを理解するようになります。

不足だらけの親が、それでも成長しようとして努力したことは決して無駄にはなりません。

私は、子どもとの関わりの中で幸せを感じて来れたとつくづくと思います。

 

ps. アイキャッチの写真はパラグアイ川での釣りです。ドジョウを餌にナマズとピラニアを釣りました。