京大英語の得点について
2020年に京大文学部に合格した糸川さんは入試英語で150点中110点を取りました。
理学部や工学部を受ける生徒は5割、つまり75点取れれば最低限をクリアしたことになり、これをまず目標にします。
もちろん、他教科との力関係により、興心のように60点で良しとする受験生もいれば、英語で点が稼ぎたいと考える場合は90点以上の得点を目指すことになります。
そんな中で、110点も取ったわけですから、すごいと思ったわけです。
そうしたら彼女曰く、「110点はすごくないです。探せば割といます。120点取ればすごいと言ってよいと思います」ですって!
そのときはそんなものかと思っていましたが、今年の8月の冠模試、京大オープンと京大実戦の両方で120点以上の得点をした生徒がいます。しかも、その一方は全国3位でした。
これはとんでもなくすごいんじゃないでしょうか。
それで、その生徒に聞いてみました。
おそらく帰国子女だ、と思ったわけです。そうでなければ、何か特別な事情がある、たとえば、インターナショナルスクールに通っていたとかに違いないと思っていました。
ところが、その生徒の返答は全く意外なものでした。
帰国子女でもなく、そういうインターナショナルスクールにも通ったことがない、英語の塾にも行っていない …
まじですか?!
「しいて言えば、小さいころに公文で英語を勉強したから英語が得意になった」と言うではありませんか!
う~む …
公文にはいい印象を持っていませんでした。
何か、やり方だけを知って分かったつもりになると言うか、たとえば、公文で高校数学まで終わらせたなどと言う生徒がやって来た場合、チェックしてみると、中身がすかすかで、結局、中学数学からやり直さないといけないことが大半です。
ですが今回、少し考え方を変えさせられた気がします。
どんなやり方であったとしても、本人の資質によってはプラスにすることができると …