合格体験記

ちょっと早い合格体験記が届きましたので紹介します。

京都教育大附属高校から推薦入試で東北大学工学部建築・社会環境学科に合格した高橋佑香さんです。

推薦入試ですが、通常入試と同様の学科試験で4倍の競争率を勝ち抜いて合格しました。

数学で勝ったという話ではないので、ちょっとがっかりしましたが、A会話のことにも触れているのでタイムリーではないかと感じました。

ではどうぞ。

 

私が稲荷塾に通い始めたのは中学校2年生の冬でした。ちょうどその頃から、もともと好きではなかった数学に対して苦手意識がつき始めていました。また、高校は内部進学することも決めていたので、少しでも周りの人より先取りできたらいいな、という気持ちで入塾を決めました。
入塾してからは、まず、新学年になるまでの2ヶ月強で中学数学を終わらせ、その春から数ⅠAのクラスに入りました。その後、高1で数ⅡBと数Ⅲ、高2で数Ⅲ(2回目)と演習1、高3で演習2の授業を受けました。
はっきり言って、私は、稲荷塾の中では落ちこぼれでした。テストの順位も下から数えた方が早いことの方が圧倒的に多かったし、他教科と比べても完全に足を引っ張っているのが数学でした。
でも、稲荷先生は最後まで見捨てずに授業をしてくださいました。そして、先生のアドバイス通り、夏休みは、数学はそこそこで見切りをつけて、理科(物理・化学)に焦点を絞って勉強しました。
私は、こうして合格できたのは、塾で難しい良問にたくさん触れてきたからだと思います。実際の入試でも、思っていたよりスラスラと数学の問題を解くことができました。
また、私が稲荷塾に通っていて感じたのは、数Ⅲを早く終わらせることの重要さでした。私の高校は、普通の公立と同じように、数Ⅲが終わるのは3年生の秋頃です。しかし、少し変わっているのは、3年生になると、必要ない教科の授業を受けない、という選択ができることです。私は、1年生の時点で稲荷塾で数Ⅲを学び終わっていたので、数学の授業を取りませんでした。すると、週に6時間の空きができ(この時間は図書室や空き教室で自習をしていました)、しかも定期テストも受ける必要がないので、周りの人より理科により多くの時間をかけることができました。
いわゆる普通の進度で授業が進む高校に通っている人(あるいは通う予定の人)ほど、稲荷塾の学習法のメリットが感じられると身をもって実感しました。
また、私は1年生の秋から2年生の終わりまでの約1年半、A会話にも参加していました。私は英語はもともと得意科目でしたが、どうしてもリスニングだけが苦手でした。実際、最初の頃は、Carmeliaの言っていることが聞き取れなかったり、聞き取れても上手く答えられなかったりで、ついていくのに必死でした。たった1時間半のレッスンですが、終わった後は「脳が疲れてる」という感じがしていました。しかし、そう感じていたのも3ヶ月だけで、気づくと、Carmeliaの話している英語がそのまま頭の中に入ってくるようになっていて、それからはA会話の時間が楽しみでたまらなくなりました。
A会話のレッスンでは、様々な話題についてディスカッションをすることもままありました。特に、普段学校では触れることの少ない宗教の話題や、フィリピンや日本の文化の話題についてのディスカッションは、私の進路に大きな影響を及ぼしました。Carmeliaに出会っていなかったら、多分私は東北大学に進学したいと思わなかったのではないかと思います(東北大学にはたくさんの留学生がいます)。
最後に、呆れるほど数学ができない私を最後まで指導していただき、本当にありがとうございました。長い間お世話になりました。

 

注 A会話1年目は1レッスン1時間半にしていました。それがちょっと長いということで2年目からは短くし、新年度からは1レッスン50分です。