実行力を持つべし
演習3の演習問題の作成作業に追われ、ブログを書くことができませんでしたが、ちょっとだけ書きます。
演習1の2回目の授業でした。
前回のポイント講義で、知識的にすごく不足していることを実感してほしかったし、取り組み方を考え直してほしいと願っていました。
しかし、今回の状況を見る限り、大半の諸君は甘過ぎます。
京大生を見るとき、確かに恵まれた能力を持っている学生もいます。ですが、それはごく少数派で、ほとんどの諸君はするべきことを実行して受かって来ているのです。
たとえば、今日、正弦定理を証明する問題がありました。できる子が少ないことは予想していました。
問題は、できないことにどの程度のショックを受けたかです。
それを覚えて使えるようにするだけの勉強では理解が浅いのです。だから、証明できるという前提でいろんな使い方を覚えて行ってほしいのです。
そうすれば、三角形の内角が鋭角か鈍角かで場合分けが必要であることなども分かるようになり、少しずつ用心深くなり、そういう過程を経て論証力も磨かれていくのです。
そういう努力をしていない諸君の解答は隙だらけで、減点されるところが多くなってしまうので、本人はできたと思っていても合格点が取れないのです。
改善のためのヒントはたくさん出しているつもりです。
そうだなと思ったならば、実行あるのみです。