今日は数ⅡBクラスで単元テスト
今日は数ⅡBクラスの単元テストです。
単元テストは3回あり、今回の範囲は三角関数、指数・対数関数、数列で、かなり広いです。問題数も9問。
新課程になって数ⅡBに統計が入ってきたのと、それに伴い、高校課程ではベクトルを数Cに追いやりましたが、そんな馬鹿なことはあり得ないので、稲荷塾では依然としてベクトルは数ⅡBに入れている関係上、数ⅡBが盛りだくさんになっています。
ということで、第1回目の単元テストの範囲が広くなってしまっています。
はたしてみんなの出来はどうでしょうか …
ちなみに、数ⅡBの各分野はかなり独立していて、どういう順番で学んでも大差がありませんが、ベクトルと図形と方程式だけは関連が深く、図形と方程式の理論の多くはベクトルを土台として作られています。
ですから、ベクトルを学んでから図形と方程式をするのが自然な流れですが、高校課程では図形と方程式を先に学ぶようにデザインされています。
ですから、たとえば点と直線の距離の公式にしても、ベクトルを学んでから見れば垂線のベクトルの大きさに過ぎないのに、学校では訳の分からない説明をするわけです。結果として、点と直線の距離の公式が出て来る根拠を示すことができる生徒はほぼいないという現状になっています。
このような例は他にもいっぱいあり、書き始めるとだんだんと腹が立って来るので、この辺でやめておこうと思います。
余談ついでにもう一つ。
私が高校生だったころ、つまり大昔ですが、そのころ三角関数、指数・対数関数、ベクトルは数Ⅰの中に入っていました。
信じられないようなことですが本当です。
高2になる前の春に奨励会試験に受かったので、高2になって以降は文字通り1分も勉強しませんでした。学校へはもっぱら寝に行っていたという状態でした。
ですから公立高校の高1で三角関数、指数・対数関数、ベクトルを学んだのは確かなことです。つまりこれらが数Ⅰの中に入っていたということです。
すごいボリュームですよね!