いよいよこれからが受験本番

今日の自習室は夕方から急に人が増えました。

中には演習2と演習数ⅢCを2回分ずつ、つまり6時間分の振り替えをした生徒もいました。

まあ、受験生だということもありますが、かなりの集中力とその持続だと言えます …

 

受験生は8月と11月に2回ずつ冠模試と呼ばれる重要な模試があり、8月にあった2回のうちの1つについて結果が返って来つつあります。

これがあると、ぐっと緊張感が高まるのです。

もちろん、8月の模試の結果が良ければ一番いいです。しかし、理系の場合、8月の段階では理科の実力が浪人生に遠く及ばないのが一般的で、なかなかいい判定を得るのが難しいです。

判定が良くなくても、理科だけが遅れているという状況であれば、大概勝ちます。

ただ、大幅に遅れているとか、理科2科目が両方悪いとなるとだんだんと状況が厳しくなります。しかしそれでも、理科以外はそこそこの成績であれば、何とかなることの方が多いです。

11月の冠模試の結果は12月の中ほど以降に返って来ますが、そこで8月からどれだけ成長できたか、特に理科の成績がどの程度伸びたかを見れば、届くかどうかをかなり正確に占うことができ、8月の模試で理科だけが良くなかったという場合は、ほぼ確実に11月では伸びでいるので、相当に盛り上がった状況で共通テストに向かうことができるのです。

では、8月の模試で理科以外に穴があった場合はどうでしょうか?

もちろん、そういった弱点は少なければ少ないほどいいのですが、京大の場合、英語の対策が非常にやり易いので、英語については最低ラインに負けない程度まで持って行くのは難しいことではありません。京大の英語では基本的に読め、訳せしか問われないので、京大レベルの長文が読めるようになったら勝ちです。具体的には、そのレベルの長文を1日1本読むのです。初めは時間がかかっても構いません。単語が不足していると感じたら、必死で補います。そのうちに必ず読めるようになります。

数学については焦ってあれこれ手を出すのはやめましょう。これまでやってきた問題の中で、自力でとけなかった問題を解き直すのが一番力が付きます。

ということで、これからの時期はかつてなかったぐらいに頑張る必要があります。

その中で自分の成長を実感できれば、むしろ楽しいはずなので、頑張ってほしいです。