まず、道具をそろえるべし Part 2
昨日のブログの続きです。
3月29日のブログで、ピアノの先生から練習のやり方を工夫することの大事さを指摘されたという話を載せました。
本当にその通りだと思います。
瀬川さんという将棋のプロがいます。アマチュアの大会で大活躍し、アマプロ戦でもすごい戦績を残し、サラリーマンからプロ棋士へ、ということで話題になり、プロ編入試験という制度を作るきっかけになった方です。
この瀬川さんが「1日3時間勉強を続ければ、誰でもプロになれる」と発言したことがありました。
ショックでしたねぇ …
なぜって、私の場合、1日に3時間よりはるかに多くの時間をかけてプロになろうと努力したけれどもプロにはなれなかったという過去があるからです。
でも、このときに思いました。私の取り組みは甘かったと。というか、好きな序盤研究ばかりやっていて、明らかな弱点がいっぱいあるのにそれを潰しには行っていなかったのです。
練習の仕方が重要です。
もし、今の私が当時の私をコーチしていたら、確かに1日3時間のトレーニングでプロになれたと思います。
多分 …
勉強も同じです。
自分の課題を明確にして、はっきりとした目的意識を持って取り組むべきです。
特に高3になってからはこのことが重要になります。
たくさん問題を解く中で少しずつ実力が上がって行くことを期待するというやり方では間に合わない場合があるということです。
もちろん、他教科とのバランスも重要です。
理系の場合、合否を決定する一番大きな要因が理科なので、夏は理科に全力を注ぐぐらいの気持ちで取り組みます。しかし、そうするためには数学が遅れていてはまずい … のように考えて計画を立てます。
計画の遅れは時間が経つほど深刻になるので、全体を俯瞰した上で最適な方法を探すことが重要になります。
ということで、数研の問題集をひたすら解いていた新高3生には、演習1の演習問題を1、2カ月でやってしまう計画を立て、漏れている知識と技術を入れてしまうことにしました。