合格体験記5

京都府立医科大学 医学部 医学科 高瀬萌永 堀川

私は、苦手だと感じていた数学を克服し、医学科に現役合格したいと思い、高校入学時に稲荷塾に入塾しました。高校1年生の間に高校数学を一通り学びました。当時数学が苦手だった私にとって、数ⅡBや数Ⅲを学ぶのは特に大変でした。しかし、学校よりも速い進度で学ぶことができたので、学校の授業に余裕ができ、2年生以降に理科に多くの時間を注ぐことができました。

2年生の時は演習1で学びました。この頃から、部活に熱中しはじめ、好きな化学と生物以外ほとんど勉強しなくなりました。案の定、成績も下がっていき、特に数学は悲惨な状態になっていき、到底医学科に合格できるような成績ではありませんでした。そのような状況の中で周りからの働き掛けもあり、2年生の冬に本格的に受験勉強を始めました(本当は2年生の夏に始めるべきです)。基礎に穴が沢山あったので、春までは演習1のテキストとプリントのやり直しを通して、基礎固めをしました。

3年生の時は演習2と演習数Ⅲで学び、さらに問題の難易度が上がりました。最初は、解ける問題が少なく、心が折れそうになりましたが、稲荷塾で扱われている問題は、一問一問から沢山のことが学べるので、その問題から学べることを言語化するようにしていました。すると、夏ごろから少しずつ解ける問題が増え、成績も上がっていったので、嬉しかったです。

直前期にスランプに陥りましたが、稲荷先生の「どういうことですかと問題に問いかけながら解く」という言葉を聞いてそれを実践することで、スランプを脱出することができました。本番も稲荷塾で見たことがあるような問題が多数あり、最後まであきらめずに問題と向き合うことができました。稲荷塾に通ったからこそ、医学科に現役合格できたと思っています。

 

演習1では入試で問われる知識と技術の完成を目指します。扱う問題のレベルは阪大の理系ぐらいです。

これがすらすら解けるという前提で京大・東大タイプの問題で合格点が取れるようになることを目指すのが演習2です。

しかし実際は、演習2に入ったとき、入試で問われる知識と技術が完成している生徒は稀です。そうすると、演習2における演習が空回りするおそれがあるので、できるだけ早い段階で演習1の内容を復習する必要があります。

高瀬さんの場合は高2の冬から高3になる春までにそれをしたと書いています。

これをすると必ず効果がありますが、結構の量なので、気合が要ります。

高3になる前後での入塾の場合もそれをしてもらうことにしています。