合格体験記2

京大 工学部 地球工 小笹真嗣 洛星

僕が入塾したのは高3になってからで、それまでは学校での勉強と自分の勉強だけでなんとかやっていました。この時はまだ、大問全てを解き切る力というものがなく、模試ではそれぞれの大問の最後までたどり着くことがなかなかできませんでした。その状態で演習2と演習数Ⅲの授業を取り始めましたが、はじめは知らなかった解法もたくさんあり、自分で手を動かしてみてやっと解答の意味がわかる程度でしたが、次第に時間内に解ける問題も増えました。吸収した内容や解法を他の問題に当てはめられる時はとても喜びを感じました。自分から動かないと本当に何も得られないというのが身に染みて感じられた一年でした。
また稲荷塾に行っていたおかげで、難しめの問題に対して1時間半取り組み続けるという姿勢を身につけられたと思います。それから、どんなに難しそうな問題でも解答を見るとB 5の紙に綺麗に収まっているので、一枚に収められるはずだ!と考えるようになりました。
稲荷塾の「あたりまえ」について行くのは大変でしたが、とてもやりがいのある勉強をさせてもらいました。

 

小笹君は塾に初めて来たときから既に優秀で、模試ではずっとA判定でした。

しかし、だからと言って、入試で問われる知識と技術が完成しているわけではなく、それを埋めることで、解ける問題の範囲が広がります。

ですから、受験学年になってからの入塾の場合はまず、その知識と技術を入れてしまうところから始めるようにしています。

状況にもよりますが、通常は数ⅡBのテキストを1カ月ぐらいでやってしまうのが効果的です。入試の中心は数ⅡBなので。

これが終われば数ⅠAのテキストもやはり1カ月ぐらいでやってしまいます。

あとは演習2、演習数Ⅲの授業での演習をこなしていけば勝てるようになります。

上に状況にもよりますが、と書きましたが、演習1で使う演習問題をやってしまうという方法もあります。これをやれば完璧ですが、かなり量が多いので、余裕がないとできません。

どんな学年からであっても、本気になったところがスタート地点なので、そこからの最善の方法を探したいと考えています。