A会話の勧め
この数年で小学生の英語学習がかなり加速した感じがします。
5年前にA会話準備クラスというものを企画しました。中学英語を3カ月でマスターし、大体英検3級レベルまで引き上げて、その後 Carmelia のレッスンに参加するというものです。
これは、これに参加した生徒のその後の伸びを見る限り、大成功だったと言えます。
そのころは、中学生になってから本格的に英語を学ぶのが主流だったのです。
ところがその後、それぞれが個々の方法で英語を学び、中学生になるころには英検3級程度なら既に身につけているという生徒が多くなりました。
その結果、準備クラスを経ないで直接 Carmelia のレッスンに参加する生徒も増えたばかりか、小学生のうちからA会話に参加する子も出てきました。
ということで、新年度からは準備クラスを実施するのをやめます。
直接、A会話に入ればよいということですが、もし、準備が必要な場合は、その過程を個別で伝えますので、相談してください。
センター試験では、英語200点の配点に加えてリスニング50点を課し、250分の200にして評価するのが一般的扱いで、リスニングの点数は評価しない大学もありました。
それが、共通テストになって通常の英語のテストとリスニングの配点が100点ずつになったのです。
リスニング、スピーキングを重視するという方向に世の中が変わってきていることが分かります。
特に東大ではそうです。二次試験でもリスニングがありますし、通常試験もそのスピードで英文が読めることを前提にした問題になっています。つまり、処理すべき量がとんでもなく多いです。
ですから、これまでは普通に英語を勉強してきた生徒が東大の問題を見ると、これは無理だとあきらめるしかなかったのです。帰国子女のようなネイティブレベルで英語が扱える受験生が圧倒的に有利になるような問題なのです。
ですが、このごろは「普通の勉強」というもの自体が変わって来ています。つまりリスニングやスピーキングを取り入れた英語の勉強が普通だとなりつつあるということです。
京大は頑固なので、多分「読め訳せ」のみを要求し続けると思いますが、おそらく多くの大学で東大型が主流になって行くだろうと思います。
A会話で、「聞いて話せる」ということを前提とした英語力を鍛えましょう。
対象は小学5年生以上です。
ちなみに大学生、社会人、主婦のクラスもあります。