復習のためにオンライン講座を使う場合について

高3になってから入塾して来る生徒の場合、ポテンシャルはあっても、入試問題を解く上で必要な知識と技術が完成されていないことが多いです。

この不足を埋めるために、数ⅡBのテキストを渡して、やっておくようにと要求することにしています。

このテキストは半年かけて学ぶようにデザインされていますが、上記目的で高3生が取り組むとき、どのぐらいの時間がかかるでしょうか?

1カ月です。

取り組み方は2通りです。

  1. 簡易型:テキストの問題を解き、小テストを受ける。
  2. ノーマルタイプ:テキストの問題を解き、小テストを受けた後、演習問題Aを解く。

これを短期間で一気にやってしまうと、入試問題を解くための基礎ができるので、演習の効果が出やすくなります。

 

オンライン講座でも同じことができます。

週1回小テストを受けるというペースで進めれば、6カ月で数ⅡBが学べるようになっていますが、この週1回というペースを3日に1回というペースにすることもでき、そうすれば2、3カ月で数ⅡBが学べます。毎日1回というペースにすれば1カ月で終わるわけで、このペースは自由に設定することができます。

もちろん、初めて数ⅡBを学ぶ諸君にとっては6カ月で学ぶのでも結構ハードです。高1以下の生徒はほとんどの場合、6カ月では単元テストの基準点を越えることができず、結果的に1年で学ぶことになりますので。

ですが、高3生が復習のためにこれをするのであれば、1カ月でやってしまうことが可能です。他の学年の生徒とは本気度が違いますので。

これは、高2生が数ⅠAを復習するようなときにも使うことができる方法です。

それから、すごく能力的に高い場合や数学を学ぶことに燃えている場合も期間を短縮することができます。

たとえば、今、高3のケンシロウは中1の後半7カ月で数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのすべてをやってしまいました。内訳は数ⅠAが2カ月、数ⅡBが3カ月、数Ⅲが2カ月です。そして中3の中ほどには京大に受かるだろうという学力になり、中3が終わるころには京大にトップ合格するような実力になりました。

その後、高1になると受験数学に興味をなくしたと言い出し、大学の数学にのめり込むようになったので稲荷塾を卒塾しました。大学生になればチューターとして戻って来ると言っているので、楽しみにしています。