インカレサークル

このごろブログの話題がないんだと家内に話していたら、「じゃあ、熟年離婚のことなんかどう?」ですって。

単なる冗談としてその場はやり過ごしましたが、ずっと書こうと思っていたテーマと関連する内容でもあります。

 

京大にはテニスサークルがたくさんあり、その中にはインカレサークルも多いです。

ところで、インカレサークルって知っていますか?

春、新歓(新入生歓迎)のころ、京大生が京女とかの他大学に赴き、サークルのメンバーを募集するのです。こうしてできたのがインカレサークルです。

誘う方も誘われる方も動機が見え見えですよね。

結果として、こうしたサークルの中ではカップルが多数出現し、その中には後ほど結婚する組も出てきます。

実は私の身近なところにもそういう家庭が3つばかりあり、ことごとく上手く行っていません。

もちろん、さまざまな原因が考えられますが、子育ての価値観が合わないということが大きな理由の一つのように見えます。

京大受験はある意味、特殊な世界です。これは経験していない人にはなかなか理解してもらえません。

子どもが小さいときは「お父さんも京大を出ているんだから、お前も京大に行ったらいいね」などと夢物語的に語ることはできても、実際、何をいつからどのように準備していくのかとなると、その道を通過していないお母さんには微妙なニュアンスが分からないのです。当然のことながら、順調なときもあればそうでないときもあります。そして問題にぶつかるたびにうろたえ、右往左往するのです。お父さんはお父さんで、何でそれぐらいのことをちゃんとリードしてくれないのかとお母さんに対する不満を募らせるのです。

特に、子どもにその方面の特性がない場合、夫婦の関係が泥沼化することがあります。

 

まあ、夫婦の価値観の不一致は、子育ての価値観に限らず、どの家庭でも大なり小なり必ずあります。

合わせる努力は必要ですが、合わないものは合わないのです。

それを許容しつつ、より大きな絵が描けるようにしていきたいものです。

 

でないと熟年離婚になってしまいますから。