教材へのこだわり
テキストは一旦作っても、実際に使ってみなければ完成しません。
単純にミスがある場合もありますし、量や難易度に問題があり、微調整が必要なこともあります。
それに、今、稲荷塾で使っている教材は、それを材料にして話すためのものではなく、かつては話して伝えていたことのほとんどを読んでもらうことで理解してもらう形にしています。
その方がずっと効率がよいからというのとですが、そうすると、その説明のクオリティが問題になるのです。
ですから、そういった解説を作った後、実際に授業で使ってみて、説明が足りなかったと感じることもあり、もっといい説明を思いついたり、別の角度から見た説明を付け加えた方がいいと思ったりして、そのクオリティを高めようとしているのです。
たとえば、演習2のクラスで使う演習問題は昨年1年かけて、そうい修正をしてきました。その前の年はまだ手書きだったので、問題を差し替えたりすることはあっても、細かい修正はしづらかったので、解答がメインで、解説は口で行っていました。
それで、今年はと言えば、相当完成度の高い教材になったはずですが、やっぱり、毎回修正が必要です。
演習1クラスの偶数年用の演習問題の解説は、今年初めて授業で使うので、当然、たくさんの修正が毎回出て来ます。
結局、納得のいく教材になるには何年もかかるということです。
頑張っていこうと思います。