中学数学のクラスでも反転授業開始
西田師匠の練習会に行って来ました。
福井さんに 5-5 で時間切れによる引き分けの後、2連勝と調子が良かったのですが、なぜかそこで頭がふらふらしてきて動きも落ちてしまいました。そこを容赦なく攻め立てる健太君。
結局、2勝1敗1引き分けで終わりました。
夏より冬の方が脱水症状になりやすいと健太君が説明してくれていましたが、そうだったのでしょうか …
さて、新年度から中学数学のクラスも反転授業にします。
これは授業を効率化するためです。
一般の数学の授業は無駄が多いです。新しい技術を説明するために板書とそれを生徒がノートにとるという作業が必要になりますが、この作業の時間が授業時間の約半分を占めることが問題です。
この無駄を省くために考えたのが稲荷塾の反転授業です。
これまで授業で説明していたことを整理する形で作られた参考書を読むと、授業を受けたのと同じ効果を期待することができ、そこでは板書もそれをノートにとるという作業もありません。
ここまでを家庭学習で行います。
クラスに来てからはテキストの問題を解きます。「分かる」ということと「できる」ということは違うので、参考書を読んで分かったつもりになっていても、いざ問題を解く段になると詰まったり、どういうことだったのだろうと新たな疑問が出てきたりします。それをチューターに助けてもらいながら解決すると次は小テストに進みます。小テストは理解が甘くなりそうなところをぐさっと刺すことを目標に作られています。ここで間違ったところを直すまでが授業のメニューです。
新しいことをクラスで習い、家庭学習でそれを復習するという従来の方法におけるクラスと家庭学習の役割を反転するので反転授業と言います。
この方法で中学課程を半年で学びます。
あと半年は演習です。中学数学を自在に使いこなし、どこの高校を受けても受かるぐらいのレベルに仕上げます。
そして中2から高校数学に入ります。
間違いなく成功します。それは高校数学の授業で実証済みだからです。
高校数学のクラスでは「稲荷の独習数学」を読み、テキストの問題を解いて来るところまでが予習として課されます。すると、週1回の授業に参加するために必要な家庭学習の時間は平均すると3時間です。
いずれここまでを自力で実行できるようになることを目標に、中学数学の段階では「独習中学数学」を読んで来るところまでが家庭学習です。負担はぐっと軽くなりますが、新しい単元を自分で本を読むことを通して学ぶので、それなりにエネルギーが必要になります。
少しずつレベルを上げて行ってほしいと願っています。