明確な目的意識を持った取り組み
11月3日に息子とした練習がすごく充実していて、またやろうじゃないかということになり、昨日、朝に1時間だけ浄化センターのコートを取りました。
1時間だけの練習っていいですねぇ!
集中してできるし、練習メニューを予め考えておいて取り組んだので、すごく効果的な練習ができました。
それで、劇的に向上した、と感じました。
そして、その効果が今日の宮嶋さんとの練習で現れることを期待していました。
ふっふっふ。
6-2 6-3
いつも大激戦になるのに、今日は完勝と言ってよいと思います。
まあ1ゲーム1ゲームは結構ぎりぎりで、40 オールも多かったのですが、確かに1ランクアップすることができたと感じています。
やっぱり、明確な目的意識を持っての練習が重要ですねぇ!
昔、将棋の瀬川さんが「1日3時間練習すれば、誰でもプロになれる」と言っていました。
私は高2の春に奨励会に受かって、高3の終わりに退会するまで、文字通り1日中将棋をしていました。起きているときは当然として、寝ているときも夢の内容は将棋だったと思います。ちなみに、学校は休みがちで、行ったとしても寝るために行っていました。
1日3時間よりはるかに多かったのです。ところが、そんなに強くなりませんでした。
今思うと、「明確な目的意識を持った取り組み」が足りなかったと思います。
私が好きだったのは序盤の研究と実戦でした。とにかくこればっかりやっていました。でも実際には、中盤から終盤のねじり合いで逆転負けすることも多く、それを考えると、詰め将棋をひたすら解くといった読みのトレーニングをもっとすべきでした。
すべきことはあまりしないで、好きなことだけやるのは「明確な目的意識を持った取り組み」とは言えません。
瀬川さんが言った1日3時間の練習って、きっとそういう意味だと思います。
ところで、将棋のプロになるのは東大・京大に受かることの10倍以上難しいことです。ひょっとしたら100倍以上かも知れません。
その難しいことを「1日3時間の練習をすれば、誰でもプロになれる」と瀬川さんは言ったのです。もしこれが正しいとすれば、どんな練習をすればいいのでしょう?!
勉強も同じだと思います。
何時間勉強したか、と問うことには意味がありません。重要なのはその内容です。
定期テストの点を取るための勉強にもそれほどの価値はないでしょう。そんなのは赤点でなければ十分です。
「明確な目的意識を持った取り組み」が重要です。