ゲラが届く

稲荷の独習数学を改訂します。

時期は来年の夏から秋にかけてです。

改訂内容は、新課程で登場した「データの分析」「統計的な推測」を加えることがメインになります。

それから、三角比と三角関数を分けること、および微分積分も数ⅡB部分と数Ⅲ部分を分離します。

もともとこの本は、タイトル通り、高校数学を独習するために書きました。数ⅠAから数Ⅲまでを1冊にまとめるために重複の説明を省き、ページ数をカットするという意味もあり、私が理解しやすいと判断した順に沿って説明したのです。

しかしその後、稲荷塾内で反転授業の教材として使うことになり、上記部分が分離されていないことが少し障害になるようになりました。特に文系の諸君は数Ⅲが不要なので、微分積分の説明の中で自分にとって必要な部分を探しながら読まねばならず、読み進めるのにエネルギーが必要になったのです。

ということで今回、ページ数を増やさない範囲で分けるべきところを分けようと考えています。

 

まあ、この改定はずっと前からしたかったことです。

しかし、改訂するためにはある程度売れていて、増刷を重ねているということが前提になるので、なかなか出版社が動いてくれなかったのです。

正直言って、Go サインが出るかどうかはぎりぎりのところだと思っていました。ところが最近になって、2024年を目標に改訂するという話が出て、何やかやとやり取りしているうちに2022年に時期が早まったのです。

そして遂に、昨日、ゲラが届きました。

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これに赤を入れる形で進めます。写真では伝わりにくいですが、結構の量です。

やるぞ!