少しレベル高いことを目標にすると
松谷です。
自分が何か成し遂げたい目標があったときに、それより少しレベルが高いことを目指していると、成し遂げたいことを達成しやすいという面があると思います。
逆に目標をぴったり達成しようと思うと、多分そのギリギリを狙うなかで、半分くらいは目標未達で終わるんじゃないかなと。
昔、僕がTOEICの満点を取っておくか、と決めたときにTOEIC990点満点スレスレを狙ってたら、多分980点とか975点とかを取り続けてなかなか達成できなかった可能性もあったかもしれません。
実際、ネット上で、950から985の間で2年間くらい足踏みしてる人がいてそうなったら嫌だなあと思った記憶があります。
そこで、僕が当時、コンセプトが面白いなと思って惹かれた本が、「beyond990」という本でした。
つまり、TOEICは990点以上を測ることはできないけれど、もしその続きの尺度があったなら1100点くらいを取れるような遥かに超える力を身につけることで、自然に990点取ってしまおうぜと謳っている本だったわけですね。
まあ、この本が本当に良かったかどうかはわかりませんが、そのコンセプトに共感することで、そこから無事2回くらいの受験で990点をとることができたのでまあ良かったのかなと。
まあ、これって、英語のリスニング学習や数学の普段の学習、はたまたあらゆる学習について言えることなのかもしれないなと。
たとえば、学生でも我々でも英語のリスニングができようになりたいと思っていっぱい聞いても、なかなか聞こえるようにならないという悩みがあるかもしれません。
でも、聞こえるだけでなくその内容をシャドーイングなどして話せるくらいに訓練すると聞き取りやすいという面があります。
単純に聞き取るだけだったら実際は聞き取りとスクリプトの確認だけで聞き取れるようになる部分も大いにあります。でも、それだと目標にギリギリ迫ってる感じなんですね。で、どうしても目標に到達しきれない部分も多いわけです。一方で、話せるくらいに訓練したらどうかというと、一見オーバーワークなんですが、その実聞き取りの負荷が下がってかなり余裕をもって聞き取れたり、目標以上の内容の聞き取りのレベルにまで上がってたりするなんてことがあるんですね。
まだまだ一学習者な自分の経験でもそのように思います。
数学もギリギリ内容が理解できるを目標にするんじゃなくて、内容がわかって答案としてかける、それが素早くできる、初学者に教えられるくらい分かってる、なんてのを目標にしたら、ぐっとレベルが上がるのではないでしょうかね。
受験だってそうかもしれませんね。合格最低点を超えるのが目標ですが、全部上手くいって合格最低点とかじゃなくて、合格者平均点くらいを狙ったり、一科目失敗しても合格最低点は超えるかなってレベルを狙った方が合格しやすいでしょうしね。
少し上を目標にやってみる。
こんなのはどうでしょうかね。