ベクトルはやっぱり文系も全員やるみたい?〜令和7年度の共通テスト範囲〜

松谷です。

大学入試センターのホームページを見てたら、3ヶ月前くらいに令和7年度の共通テスト範囲についての情報発信がされてました。

令和7年度の共通テスト範囲

気になったところだけ抜粋しますと、

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大学入試センターの出題科目は『数学I,数学A』,『数学I』及び『数学II,数学B,数学C』の3科目と する。
『数学I,数学A』は「数学I」及び「数学A」の内容,『数学I』は「数学I」の内 容をそれぞれ出題範囲とする。
『数学II,数学B,数学C』は「数学II」,「数学B」及び「数学C」の内容を出題範囲 とする。 (注2)『数学I,数学A』の出題範囲のうち,「数学A」については,2項目の内容(図
形の性質,場合の数と確率)に対応した出題とし,全てを解答させる。 (注3)『数学II,数学B,数学C』の出題範囲のうち,「数学B」及び「数学C」につい ては,「数学B」の2項目の内容(数列,統計的な推測)及び「数学C」の2項目 の内容(ベクトル,平面上の曲線と複素数平面)に対応した出題とし,このうち3
項目の内容の問題を選択解答させる。

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特に、従来の数学2,Bではなく、数学2,B,Cとなっていて、数列、統計的な推測、ベクトル、平面上の曲線と複素数平面の4項目のうち3項目の内容の問題を選択解答させる。

という部分が注目ですね。

つまり、これは平面上の曲線と複素数平面という範囲が文系には重たいというか、複素数平面がほぼベクトルみたいな性質をもっていてベクトルを土台に理解するものであることを考えると、これは実質、文系の生徒は、数列、統計的な推測、ベクトル、を選択することがマストということですね。

てことは、これは文系の生徒にとって、結局ベクトルはなくならず、統計を追加に学ぶだけということなんじゃないでしょうかね。結局。

なんとなく朗報ですね!

生徒の負担は増えるんでしょうけど、それがいいだろうと。

 

大学側がどういう対応するかはわかりませんが、多分追随するんじゃないでしょうかね。恐らく。

 

数2Bで塾のテキストを従来のものに統計を加えたものにしようとしているのは、リーズナブルな変更なんじゃないかなと思います。