高2、高3での途中入塾について

高2や高3で入塾して来る場合、かなり優秀な子であっても、入試で使う基本技術が不足していることが多いです。その場合、数ⅡBや数ⅠAのテキストを渡して短期間でやってしまうようにと伝えます。

ところで、それをするのにどのぐらいの時間がかかるのでしょうか?

あまり考えたこともなく、軽い気持ちで「やれ!」と言っていたわけですが、今回初めて考えてみました。

まず、やり方は2種類あります。本格的にやるのと、略式でやる方法です。

今、入試の中心は数ⅡBなので、数ⅡBについて書きます。

稲荷塾では18回の授業で数ⅡBを学びます。1回の授業のために必要な予習は平均して3時間です。そして2時間の授業で小テストと演習をします。結局5時間かけて1回分を学ぶのですが、これが本格的取り組みです。それに対して小テストと演習を省略する方法が略式で、1回分3時間になります。

すると、本格的取り組みで数ⅡBを学び直そうと思うと、5かける18で90時間ぐらいかかり、略式だと3×18=54時間かかるということです。

どちらの場合も、高3の子に「やっとき」と言えば、必ず1カ月以内にやってきます。高2だったら、大体半年ぐらいかけている感じです。

 

う~む、

 

結構のことを要求していたようです。

しかし、仕方がないですよね。本気でできるようになりたいと思えば。